LOOK EASTの次は?
2024年1月12日(金)、JICA(国際協力機関)と帯広商工会議所が主催するウェビナー「日本のハラール市場アップデート」が開催されました。このセミナーは今年マレーシアから訪日を予定している視察ミッションの一環として開催され、フードダイバーシティ株式会社から横山が登壇しました。
セミナーはオンラインでのウェビナーとしてされました。横山は冒頭「コロナ禍を経て世界は大きな変化の途上にある。そして日本は人口減少という大きな問題を抱えている」と述べ、『昨年も同様のことを申し上げたが、マレーシア企業は日本企業をどう使うかを考えるべき」として、以下の3点について解説しました。
・ルックイースト(LOOK EAST)からユーズイースト(USE EAST)へ ・創業社長の66%は後継者難に陥っている ・ビジネスを拡大させたいのであれば日本産品を使って世界へ売れ
参加者からは「日本への投資に際してのインセンティヴは何か」「M&Aの情報はどうすれば入手できるのか」「他の外資の進出状況は」といった質問が上がり、横山は「マレーシアにいながらにして日本を使うことはできる。ハラールについて無知である日本市場へ売り込むよりも、日本の食を望む世界市場へ売り込む方が得策」と述べました。
マレーシアのハラール産業公社(Halal Development Corporation)から参加したコンサルタントはセミナーを振り返り「日本のみならず中小企業が輸出するには様々な障壁がある。サプライヤーになるよりもステークホルダーになれという意見は戦略的なものだ」と述べ、引き続き日本への高い関心を示しました。