松江市の飲食店・宿泊施設向けセミナー

2023年11月1日(水)、マリエ・やしろ株式会社が主催で「島根の食資源を活かす!今日からできるベジタリアン、ヴィーガン等の多様な観光客対応セミナー」がRestaurant & Wedding LAUTにて開催され、松江市の飲食店、宿泊施設関係者が参加しました。
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プログラム

「今日からからできるベジタリアン・ヴィーガンなど食の多様化対応セミナー」(60分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩

「世界一の評価を持つヴィーガン料理を試食する」(40分)
講師:株式会社Funfair   フードスペシャリスト・菜道チーフシェフ 楠本 勝三 氏

質疑応答(20分)

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当日の様子

今日からできるフードダイバーシティ対応とは

弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、ルールの全体感、ベジタリアンをベースに考えること、旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。

またヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、それぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を理解して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスが大幅に削減されることが説明されました。

共通点を見る考え方

ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる

ヴィーガンは多くの方に提供できるメニュー

続いて、世界一のヴィーガンレストランの評価を持つ東京自由が丘「菜道」の楠本シェフから4品の試食が提供されました。提供メニューは以下の通りで、全てのメニューにおいてヴィーガン、オリエンタル(素食)、ハラールが対応されています。

・角寿司
・うなぎ
・蕎麦
・精進プリン

試食の提供後、楠本シェフからそれぞれのメニューにおいて、考え方、原材料や調味料、工夫点、売り方など詳細の解説が行われていきました。

試食として提供されたメニュー

解説を行う楠本シェフ

提供したメニューの対応表

参加者からは「大豆ミートなどをどう使うかを考えていたけど、180度考え方が変わりました」「いつそのようなお客さまが来るか分からないのにそのような準備はできないと思っていたが、共通点をおさえれば簡単にできることがわかった」「新しく食材や、調味料を仕入れないといけないと思っていたが、道の駅や身近なスーパーにあることが分かって安心した」などの声が上がり、熱気を帯びたままセミナーは終了しました。

今後も同地域としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。