国内最古の教会建築!歴史・文化・想いに溢れた名スポット

長崎には歴史ある観光スポットが数多く存在しています。今回ご紹介する「大浦天主堂」は、パリ外国宣教会のフランス人司祭らによって1864年に創建されたカトリック教会となります。
現存する国内最古の教会建築として国宝にも指定され、今なお美しくそびえ続けている大浦天主堂。日頃気軽には見ることができない教会の様子や、その文化のあり方、積み重なった様々な想い。この天主堂にて、教会という聖地の世界を体感してみませんか?

※新型コロナウイルス感染拡大防止対策に関する各施設のガイドラインや、営業時間等の変更がなされているところもありますので、ご注意ください。

教会の決まり事に従い、様々な表情に満ちた教会へ

大浦天主堂を拝観する際にはいくつかの決まり事があります。まず、撮影は原則禁止。堂内の物に触れたり、動かしたり、持ち出したりも禁止です。携帯電話はマナーモード、または電源を切り、敷地内での飲食、飲酒、喫煙などは不可で、帽子を被っている場合は取る必要があります(詳しくは公式ホームページをご覧下さい)。
こういった決まり事に気をつけながら、様々な表情、趣、歴史の深みを見せてくれる教会の世界を拝観していく流れになります。
まず、屋外には様々な像が存在しています。聖ヨハネ・パウロ2世教皇の胸像、信徒発見の記念となった「日本之聖母像」など、教会の長い歩みを感じさせるものが揃っています。

教会を代表する「大祭壇」に要注目

教会の大きな目玉である「大祭壇」に辿り着くと、ステンドグラスが四方八方に輝く壮大な空間が待っています。
ここには聖堂で最も重要な祭壇である主祭壇が存在し、これは聖堂においてミサ聖祭が行われる台のことです。大浦天主堂の主祭壇は塔の先端が天井の峰まで届きそうなほどの高さを誇り、また装飾性が豊かなことから大祭壇と呼称されます。そう易々とは作り上げられない、特別な聖なるスポット。これこそ見逃す手はない光景と申し上げるべきでしょう。

長崎を代表する、どこまでも厳かな国宝

他にも、信者が自らの罪を司祭に告白し、神に許しを得るための木製の部屋「告解室」や、堅牢な木造建築を誇り国の重要文化財に指定された「旧羅典神学校」(現在はキリシタン博物館として開館しています)、洗礼という非常に重要な儀式を行うための「洗礼室」といった、教会という聖域ならではの興味深いスポットが数多く存在します。
一つずつ丁寧に見つめてみると、厳かな世界へどんどんと吸い込まれてしまうかのような大浦天主堂。あまりに唯一無二の、長崎を代表する名スポットです。

「大浦天主堂」基本情報

住所 長崎県長崎市南山手町5-3
電話番号 095-823-2628
入場料 大人1000円
中高生400円
小学生300円
営業時間 8:30~18:00(最終入館17:30)
休館日 教会行事により休館する場合あり
ホームページ https://nagasaki-oura-church.jp

交通アクセス

※以下のリンクをご参照ください

交通アクセス|大浦天主堂
https://nagasaki-oura-church.jp