世界に評価される日本のお酒

フードダイバーシティ株式会社の横山です。

近年、日本酒の海外への輸出は増加傾向にあります。それに伴い、焼酎や泡盛も輸出が伸び、海外でも定期的な品評会が開催されています。
Kura Masterは、2017年からフランスで開催されている日本酒のコンクールで、ヨーロッパの飲食業界関係者が審査員を務めています。焼酎と泡盛も2021年から審査対象に加わりました。

2023年のKura Masterは5月22日にパリで開催され、8月には決勝が行われます。発表された61銘柄のうち、上位16銘柄が決勝に進出します。都道府県別では鹿児島県が12銘柄で最多であり、熊本県と福岡県が10銘柄を出品し、沖縄県が6銘柄を出品しました。九州沖縄地域が半数以上を占めました。

また、梅酒関連の部門では36銘柄が選ばれ、和歌山県が8銘柄で最多であり、鹿児島県が5銘柄、福岡県が4銘柄となり、九州地域が存在感を示しました。

日本酒や焼酎の世界でも食の多様性は広がっています。コーシャ認証やヴィーガン認証はその代表格です。認証の取得数は公表されていませんが、認証機関へのヒアリングによると増加傾向にあるとのこと。両認証を取得している南部美人(岩手県)は今年のKura Masterの7部門10銘柄で受賞しています。

日本は各地域で風土が異なるため、それぞれの特徴を生かした料理や酒がバラエティに富んでいます。海外の人々はまず自国でそれらを体験し、興味を持ち、そして日本を訪れます。海外での評価の高まりは、今後さらに食を目的とした訪日客の増加に寄与するでしょう。

著者

横山 真也
フードダイバーシティ株式会社 共同創業者
キャリアダイバーシティ株式会社 共同創業者
UMAMI UNITED PTE LTD 共同創業者
ヨコヤマ・アンド・カンパニー株式会社 代表取締役
日本と海外での複数の起業が評価され、16年シンガポールマレー商工会議所から起業家賞を受賞(日本人初)
NNA ASIA経済ニュースコラムニスト
著書に「おいしいダイバーシティ~美食ニッポンを開国せよ~」(ころから株式会社)
ビジネス・ブレークスルー大学経営学部および東洋大学国際学部 非常勤講師