沖縄県で食に関わる方々向けセミナー
2023年6月3日(土)、が公益社団法人 沖縄県栄養士会主催で「ベジタリアン、ヴィーガン、ハラール等、多様な食への対応セミナー」と題したセミナーが沖縄県栄養士会の事務所にて開催され、沖縄県で食に携わる方々が50名参加しました。
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プログラム
「ベジタリアン・ヴィーガン・ハラール等、多様な食への対応セミナー」(90分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩
質疑応答
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当日の様子
少しの工夫でできるフードダイバーシティ対応とは
弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、ルールの全体感、ベジタリアンをベースに考えること、旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。
またヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、それぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を理解して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスが大幅に削減されることが説明されました。
さらにアフターコロナの新トレンドとして、近年で環境への意識が大きく変わったことなどにも触れ、今年にFIBAバスケットボールワールドカップ2023が開催される沖縄においても、肉や魚を使用しないメニュー開発をしっかりと準備する必要性なども説明されました。
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共通点を見る考え方
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ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる
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ヴィーガンは多くの方に提供できるメニュー
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修学旅行現場では
また沖縄の郷土料理について、フードダイバーシティ対応していくための具体的なノウハウが説明され、無理に大豆ミートなどの使い慣れていないものや、新しく仕入れをしないといけないものを使う必要がない旨も補足されました。
参加者からは「病院などでも最近求められる対応が増えているが、クリアになりました」「めんどくさいと思っていたが、視点を変えるだけ簡単に対応ができそう」「沖縄料理の対応も難しくないことがわかった」などの声が上がり、また終了後は質問も多く飛び交い、熱気を帯びたままセミナーは終了しました。
今後も沖縄県栄養士会としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。