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岸田総理からRamadan Kareem

2023年年3月30日、岸田総理は総理大臣公邸にて、44の国・地域の在京イスラム諸国外交団を招待してイフタールを開催したことを発表致しました。今回日本側からは、林芳正外務大臣、西村康稔経産大臣、木原誠二内閣官房副長官他も出席したとのこと。

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同イベントは2005年に小泉総理大臣が実施した最初の開催以来、毎年(コロナ禍は除く)総理大臣もしくは外務大臣によって開催されており、日本政府としても非常に重要なものとして位置付けています。

岸田総理大臣のメッセージは以下の通り(資料抜粋)。

「内閣総理大臣の岸田文雄です。御列席の皆様、ラマダン、おめでとうございます。
本日、日本にとって大切な友人であるイスラム諸国の外交団、そして各友好議連を始めとする、来賓の皆様方を総理公邸にお招きし、4年ぶりとなるイフタールを開催できますこと、大変嬉(うれ)しく思っております。
私は、外務大臣の時代から長年にわたり、東南アジアから中東、中央アジア、アフリカ、欧州に跨(また)がるイスラム世界との関係を大切にし、我が国との関係強化に努めてまいりました。総理大臣就任後も、TICAD8(第8回アフリカ開発会議)や東南アジア訪問、また、電話会談等の機会において、各国リーダーの皆さんとの対話を重ね、信頼と友好の絆(きずな)を深めるべく努力してまいりました。
新型コロナのパンデミック、また、ロシアによるウクライナ侵略を経験した国際社会は今日、歴史的な転換点にあります。今こそ、国際社会を分断と対立ではなく、協調に導くことが求められており、日本とイスラム諸国が共有する、和や寛容を重視する精神が、これまで以上に重要になっていると感じております。
その関係で、私が先日発表した、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の新プランは、重要なツールです。FOIPのビジョンは、包摂性や多様性を尊重するものです。今回は新たに4つの柱を打ち出し、各地域、そして各国との協力を拡充していくことを明確にいたしました。皆様、イスラム諸国との連携も強化しつつ、取組を進めてまいります。
ムスリムの友人と過ごす今宵(こよい)のひとときが、日本とイスラム諸国との友好関係を一層深める機会になりますことを、心から祈念申し上げて、今日の御挨拶とさせていただきます。」

参加国は以下の通り

(アルファベット順) アフガニスタン、アルジェリア、アゼルバイジャン、バーレーン、バングラデシュ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルネイ、カメルーン、コートジボワール、ジブチ、エジプト、ギニア、インドネシア、イラン、イラク、ヨルダン、カザフスタン、クウェート、キルギス、レバノン、マレーシア、モルディブ、マリ、モーリタニア、モロッコ、モザンビーク、ナイジェリア、オマーン、パキスタン、パレスチナ、カタール、サウジアラビア、セネガル、スーダン、シリア、タジキスタン、チュニジア、トルクメニスタン、トルコ、トーゴ、ウガンダ、アラブ首長国連邦、ウズベキスタン、イエメン