アフターコロナに備える二戸市の飲食店様、宿泊施設様向けセミナー

2021年12月1日に岩手県県北広域振興局が主催で『フードダイバーシティ実践セミナー〜世界一のヴィーガンレストラン「菜道」が二戸で実演〜』と題したセミナーが二戸ロイヤルパレスで開催され、二戸市および周辺地域の飲食店、宿泊施設関係者が約70名参加しました。尚、二戸市は2020年1月に世界初となるフードダイバーシティ都市宣言を行なっております。
※本セミナーは新型コロナウイルス感染症対策を厳重に行って開催されています
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プログラム

基調講演「今日からできるフードダイバーシティとは?〜飲食業者や宿泊業者等が取り組む際の手法と具体的事例を学ぶ 〜」(90分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩 氏

実演・実食「野菜だけでここまでの味が出せる!?」(45分)
講師:ヴィーガンレストラン「菜道」 チーフシェフ 楠本 勝三 氏

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会場の様子

「今日からできるフードダイバーシティとは?〜飲食業者や宿泊業者等が取り組む際の手法と具体的事例を学ぶ 〜」

まず弊社代表守護から基調講演として世界のフードダイバーシティ市場や、ルールの全体感、ベジタリアンをベースに考える、旅行者のニーズことなどについて、具体的な事例や上記図を基に説明されました。さらにヴィーガンに対応すると、アレルギーなども含めた様々な食のルールを持った方に食事が提供できる旨や、違いよりも共通点を見て考える必要性なども語られました。

さらにアフターコロナで変わる食のニーズについても、若い層から肉を避ける動きなどが出てくることが予想され、肉以外のオプションをしっかりと用意する重要性について、具体的な事例を踏まえながら説明がされました。

最後に調味料や出汁など、ほんの少しの工夫でヴィーガンやハラール などの対応は簡単にできる旨が説明され、取り組むハードルの低さについても繰り返し説明がされました。

実演・実食「野菜だけでここまでの味が出せる!?」

二戸市内の道の駅やスーパーなどを視察

続いて実演・実食として、菜道(東京・自由が丘)のシェフ・楠本氏が『ヴィーガンレストランで世界一(Happy Cowによる選出)に至る経緯を述べ、「野菜だけでここまでの味が出せる!?」をテーマに試食会が開催されました。
※メニューの一部にお肉も使用

【試食として提供された料理は以下の通り】
・うなぎの蒲焼き
・カツ
・冷麺
・じゃじゃ麺
・ハラール和牛のおじや
・南部美人がんもどきの雑穀ライスバーガー
・岩手産シルクスウィートのモンブランプリン

提供されたメニュー

提供されたメニュー・それぞれの対応表

メニューを解説する楠本氏

試食提供の終了後に、楠本氏からはそれぞれのメニューにおける「考え方」「味の出し方」「食材の選び方」などが一つ一つ解説され、参加者から多くの関心を集めました。
※黒く塗りつぶした部分は参加者限定公開

参加者からは「野菜だけでここまでの味が出せるなんて想像していなかった」「植物性のものだけを使ったとは思えないほどおいしい」「ヴィーガンのお客様以外にも十分提供できる味」「イスラム教徒のハラール和牛にに対するニーズの高さがわかった」といった声が相次ぎました。

尚、今後も二戸市として食の多様化事業を注力して推進していくとのことです。