宿泊・飲食事業者が“食の多様性”を体系的&実践的に学ぶ2日間

一般社団法人仙北市農山村体験推進協議会が主催となり、秋田県仙北市の宿泊施設や飲食店に向けた「ベジタリアン・ムスリム等の多様な食習慣対応セミナー」が、2025年12月22日・23日の2日間にわたり開催される旨が発表されました。本セミナーはインバウンドの回復が進む中、多様な食習慣を持つ訪日客への受入体制を強化し、新たな顧客層の獲得と満足度向上を図ることを目的とした取り組みになります。

第1回【基礎編】

『ベジタリアン・ムスリムなど多様な食習慣の基礎理解』

初日は、食の多様性に関する基礎を学ぶ講義形式で、フードダイバーシティ株式会社 代表取締役・守護彰浩が登壇。ベジタリアン、ヴィーガン、ハラール、アレルギー、グルテンフリーなど、国際基準で必須となりつつある多様な食文化への理解を深める内容となっている。

  • 日時:2025年12月22日(月)13:30〜15:00

  • 会場:仙北市役所角館庁舎

  • 定員:30名(参加無料)

基礎知識が不足している場合、現場での対応に誤解が生じやすく、それは顧客満足度にも直結いたします。地域の事業者様にとって、今後の事業展開に欠かせない知識を短時間で整理できる貴重な機会になります。

第2回【調理実習編】

『調理実習を通じた多様な食習慣への実践対応』

2日目は、調理実習を通じて具体的な対応方法を学ぶプログラムとなります。フードダイバーシティ株式会社の菅谷照之が、飲食・ホテルの勤務経験を踏まえた実務的なノウハウを提供する。

  • 日時:2025年12月23日(火)
     10:00〜12:00(調理実習)
     12:00〜13:00(試食・意見交換)

  • 会場:仙北市就業改善センター

  • 定員:12名(基礎編参加者が対象)

  • 参加料:1,000円

お客様が何を食べたいかのニーズ、食材・調味料の選定、宗教・文化的背景に配慮したオペレーションなど、翌日からすぐにでも店舗で活用できることを、実際に調理しながら習得できる貴重なプログラムとなっています。

講師プロフィール

フードダイバーシティ株式会社
代表取締役 守護 彰浩

千葉大学卒業後、楽天株式会社を経て2014年に同社を設立。ベジタリアン、ヴィーガン、ハラール、コーシャ、グルテンフリー、アレルギー対応など、食の多様性に関する情報発信や普及活動を全国で展開。2020年には総理大臣官邸で行われた観光戦略実行推進会議にて、菅総理大臣に直接政策提言を行うなど、食のインクルーシブ化推進の第一人者。

フードダイバーシティ株式会社
営業部マネージャー 菅谷 照之

飲食、ホテル、ハラール・ベジタリアン専門部署等での経験を活かし、多様な食文化への対応を現場目線で指導。2022年度の観光庁「多様な食習慣等に寄り添う訪日外国人旅行者の受入環境整備に係る調査事業」で同社が採択された際には、責任者として全国の店舗対応を担当。

問い合わせ

一般社団法人仙北市農山村体験推進協議会
〒014-0392 仙北市角館町中菅沢81番地8
TEL:0187-43-2277(平日9:00〜17:00)
Email:info@semboku-gt.jp