ハラール&ヴィーガン対応の先駆者が徹底解説

2021年11月10日に東京都による令和3年度「ムスリム等多様な文化・習慣に関する受入環境整備事業」の第四回目「明日から提供できるムスリムメニューを先進事例でご案内!(講師:株式会社トゥーバトレーディング デミュルレック ファーティ氏)」が開催され、東京都の飲食店、宿泊施設などの観光関係者が参加しました。

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■プログラム

【第4回】明日から提供できるムスリムメニューを先進事例でご案内!
日時:令和3年11月10日(水) 13:30~15:00

■詳細ページ
https://fooddiversity.today/article_97828.html
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セミナー内容

セミナーは株式会社トゥーバトレーディングが運営する日比谷OKUROJIの「SOLEIL」を事例に説明がされました。
※SOLEILのフードメニューは全てハラールで作っているため、複雑なオペレーションは無し

まず、ファーティ氏からは「多くの企業がハラール対応を始める際にハラール認証食材・ハラール認証調味料を想像しますが、全くそうではありません」ということが述べられ、実際にSOLEILにおいてもハラール認証のある食材・調味料はたった50品(170品中)とのことで、ハラール認証がなくても商品規格書などを取り寄せて確認すれば、問題なく使用できる食材・調味料はたくさんあると説明がされました。とにかく最初の一歩としては「ハラール認証の呪縛から離れましょう」と強調しました。

さらに「ハラール対応メニューを特別な料理として整理する企業は多いですが、ムスリムも一般日本人も人気メニューはほとんど同じです」とのことで、メニュー考案なども難しく考える必要は全くない旨が説明されました。

続いて、社内連携の必要性について、購買部、商品開発部、営業部、運営部の役割確認、そして社内理解をしっかりと進めながら取り組む重要性が説明されました。

また仕入れについては「通常の問屋が全く情報を持っていないので、株式会社グローバル(神奈川県横浜市)など、しっかりと分かっている食品問屋とお付き合いすると進めやすい」というアドバイスもありました。

終了後は参加者からの質問も多く飛び交い、大盛況のまま第四回のセミナーは幕を閉じました。まだまだ五回目以降と続いていく予定ですので、都内事業者様のご参加をお待ち致しております。