東京2020までに待ったなしの食の対応

こんにちは、フードダイバーシティ株式会社の守護でございます。

今年もおかげ様で全国を講演で周らせてもらっています。
https://fooddiversity.today/history

その中で、こういった声をよくいただきます。
まだムスリムやベジタリアンは来ていないから始められません
対応したいけど、人手不足だから難しいです

無理矢理スタートしても誰も幸せにならないので、これまでは「問い合わせ来るようになってから始めましょうか」「人手不足解消してから取り組みましょうか」と回答してきました。
もちろん本音では「対応しない限りは問い合わせは来ないと思います」「日本の現状を考えると人手不足が解消することは今後も難しいと思います」と思っていました。

しかし、現在ラグビーワールドカップ真っ最中、現場ではそもそもフードダイバーシティ対応以前の問題が多く発生していることが分かりました。

ラグビーワールドカップ会場売店にて

ラグビーワールドカップ会場売店にて

これらはハラールやヴィーガンの表記は愚か、ピクトグラム表記も無し、伝わりにくいであろう英語の翻訳「Karaage」「Edamame」等で、「Karaage」については肝心のChickenが訳されていません。枝豆はもちろん日本人であればヴィーガンであることが分かりますが、「Edamame」だと外国人は分かりません。下の写真に関しては「和風」を「Wa-fu」と訳しています。

思った以上に日本の食に対する意識、フードダイバーシティに対する意識、伝えようという意識が希薄だということが分かりました。
しかもラグビーワールドカップは10年も前から決まっていたことであり、急に決まった話ではありませんし、準備期間もたくさんあった中での結果です。
そしてそもそも日本は立候補しているにも関わらず、この対応だと世界に対してあまりにもよろしくないのではと思います。
これだと「東京2020本当に大丈夫か?」と感じる外国人の方も非常に多くいると思いますが、本当にどうにかしないといけない問題です。

一歩からでもスタートを切ることが重要

もう対応は待ったなし。今後は「まだムスリムやベジタリアンは来ていないから始められません」や「対応したいけど、人手不足だから難しいです」にも下記図を説明して対応を強くお願いしたいと考えています。まず0から1へ進めば、英訳や表記の問題もぶっつけ本番ではなく少しずつ対応もできると思います。

下記を実現する最新の商品カタログはこちら


これからは「まだムスリムやベジタリアンは来ていないから始められません」「対応したいけど、人手不足だから難しいです」というお店に関しても、是非とも左下から始めてみては如何でしょうか?と伝えていきたいと思います。リスクをなく左下から始めて、対象者が来るようになってから、手間などが掛けられるようになってから、次のステップを勧めたいと思います。ポイントは左下を一般のお客様にも普通に提供することで、在庫リスクを無くすことです。

事例:沖縄首里城公園(一般のお客様には違和感なく提供)
https://fooddiversity.today/article_29720.html