大きな反響を生んだ山本屋大久手店様の記事

フードダイバーシティ株式会社の守護です。
8月18日に出た東洋経済オンラインのこちらの記事がとても大きな反響を生んでいるようです。
https://toyokeizai.net/articles/-/297364

弊社の名前が出てることもあり、本当に多くの問い合わせが来ましたが、弊社に来た問い合わせは大きく下記の通りです。

・飲食店においてハラール認証は必要ないのでしょうか
・ハラール認証は100万~200万もするのでしょうか
・ハラール認証は誰が発行しているのでしょうか
・味噌は発酵調味料ですがハラールなのでしょうか

私が回答した内容を下記にまとめます。

飲食店においてハラール認証は必要ないのでしょうか

A.必要か不要かはそもそも受け入れ側における議論の対象ではありません。お客様が決めます。※輸出については別
下記の図をご覧くださいませ。今回山本屋大久手店様は「情報を頂ければ自分で判断します」というお客様に向けてサービスを提供したというだけです。
事実でいくとハラール認証は「必要という方々もいます」し、「不要という方々もいます」ので、イスラム教徒が食べられるかどうかを判断するためのいち情報に過ぎません。下記の図のどのお客様にサービスを提供したいのかについて企業の方針を決めてから、対応方法を決めるのがよろしいのではないでしょうか。「ニーズが認証の方には認証を、ニーズが情報の方には情報を」というとてもシンプルな話です。
しかし、未だにハラール認証は善か悪か?という議論をしたがる方は多いのを実感しています。

ハラール認証は100万円~200万円もするのでしょうか

A.価格についてはどのハラール認証機関もホームページ等で明確にしていないので分かりません。
基本どこのハラール認証機関も企業規模等を見ながら価格を提示しているようです。飲食店の場合は30万円~50万円くらいが平均的なところだと思いますが、もちろんそれを越える事もあります。メーカーの場合は100万円や200万円かかる事も多くあるようです。
また有効期間、更新料についてもハラール認証機関ごとに違います。

ハラール認証は誰が発行しているのでしょうか

A.宗教法人、NPO法人、社団法人、株式会社、個人事業主等様々です。許認可制ではない日本では誰でもハラール認証機関になれます。
イスラム教国ではない日本では乱立状態ですが、イスラム教国では(例外もありますが)基本1国1認証機関です。

味噌は発酵調味料ですがハラールなのでしょうか

A.世界のイスラム市場を見ても発酵食品、調味料は普通にあります。
ここの質問については本当に多かったのですが、「発酵=NG」とお考えの方が多いのを改めて実感致しました。
基本的な考えでは「アルコールは”発酵”ではなく”添加”がNG」という見解が主流のようです。
※「発酵=NG」とおっしゃるムスリムもゼロではありません
※各ハラール認証機関においても発酵のアルコールは●%までOKというガイドラインは持っています
※参考 http://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_kikaku/pdf/8model.pdf