福島県喜多方市の飲食店・宿泊施設向けセミナー
2025年2月28日、令和6年度東北農政局 農泊促進プロモーション「インバウンド受入に向けたベジタリアン、ハラール等 食事対応勉強会」が福島県喜多方市にて開催され、市内の飲食店、宿泊施設関係者が参加しました。
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プログラム
令和6年度東北農政局 農泊促進プロモーション「インバウンド受入に向けたベジタリアン、ハラール等 食事対応勉強会」(90分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩
質疑応答
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当日の様子
昨今多く求められるフードダイバーシティ対応とは
まず、弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、それぞれの言葉の定義、日本に来る旅行者のニーズ、福島県に来る旅行者のニーズ、農泊関連に関するニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。
ヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、ハラールメニュー、ヴィーガンメニューといった形でそれぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を整理して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスや料理工程が大幅に削減されることが説明されました。
とくに福島県全体として台湾からの旅行客が圧倒的に多いので素食対応の必要性と、海外からの観光客だけでなく東北全体で外国人の在住者も非常に増えていることからそこにも着目すべきと説明されました。

このように見ると、シェフの負担が大きい

共通点を見る考え方

ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる
参加者からは「こちら側が提供したいもの・売りたいものと、旅行客が求めているものを近づける必要がることがわかりました。逆の立場になって考えるワークがとてもわかりやすかったです。」「今ある食材や、周りにある食材だけで十分にお客様が満足する料理が作れる旨がわかりました。難しく考えすぎていました。」などの声が上がりました。
今後も福島県喜多方市としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。