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ヴィーガンなど多様な食文化に配慮する熊本のお店

熊本市にある「鑑真食堂」は、老若男女に愛される美味しい料理を提供する名店として知られているだけでなく、ヴィーガンをはじめとする多様な食文化にも対応しています。なかでも注目を集めているのが同店の看板メニューとなる担々麺で、動物性食材を一切使用せず、植物性の旨味を極限まで引き出した一杯は、「ヴィーガンの枠を超えた美味しさ」と評判です。

鑑真食堂とは?

「鑑真食堂」は熊本市にあるお店で、ヴィーガンや台湾素食にも対応したメニューも充実していることで知られています。店名は、日本に仏教とともに食文化を伝えた唐代の僧・鑑真和上に由来し、多様な食文化を尊重することをコンセプトにしています。食の制限がある人も、そうでない人も「本格的な中華料理の美味しさ」を楽しめるように工夫されており、その姿勢が地元だけでなく世界中から訪れる方々の支持を集めています。

鑑真食堂の担々麺 — 絶品の理由

1. クリーミーな白ごまスープ

動物性食材を使わずにコクを生み出すために、厳選された白ごまをたっぷり使用。丁寧に煎り、ペースト状にすることで、濃厚でなめらかなスープに仕上げています。通常の担々麺と比べても遜色のない、むしろより深みのある味わいが特徴です。

2. 旨味が効いた特製そぼろ

ヴィーガン担々麺では、ひき肉の代わりに特製の植物性そぼろを使用。しっかりと炒めて甘辛く味付けされており、スープとの相性も抜群です。植物性食材だけとは思えないほどの満足感があり、一般のお客様も「普通の担々麺より美味しい!」と驚くほど。

3. 自家製ラー油と花椒(ホアジャオ)の香り

辛さの決め手となるラー油は、自家製の香り高いブレンド。スープに混ぜると、ピリッとした辛味とともに、深い香ばしさが広がります。また、花椒(ホアジャオ)を加えることで、ほんのりとした痺れがアクセントになり、本場・四川料理を思わせる本格的な仕上がりになっています。

食の多様性対応が求められる熊本

現在熊本市はTSMCの熊本進出や、訪日外国人観光客の増加、外国人の在住者増加とともに、多様な食のニーズへの対応が求められています。その中で、鑑真食堂のようなお店は非常に貴重な存在です。

「ヴィーガン=薄味・物足りない」というイメージを覆し、「植物性食材だけでもここまで美味しくできる」ということを証明している鑑真食堂の担々麺。食文化の多様性が進む日本において、こうした美味しさと配慮を両立させた一杯が、今後ますます求められていくでしょう。

鑑真食堂・店舗情報

住所 熊本県熊本市中央区安政町5−860−01 紅蘭亭 1F
電話番号 096-352-7197
営業時間 9:00〜19:00(土曜日は20:00まで)
Instagram https://www.instagram.com/ganjinshokudou/
Happy Cow https://www.happycow.net/reviews/ganjin-shokudo-kumamoto-215506

鑑真食堂 外観