社内でも認識にギャップがある?
先日、通訳案内士を派遣する企業によるウェビナー「ミスを防ぐ!食の多様性対応研修〜社内の情報共有と店舗との認識ギャップをなくすには〜」がオンラインにて開催され、フードダイバーシティ株式会社の横山が講師を務めました。今回のウェビナーは、日頃から活躍する通訳案内士や通訳ガイドを対象に、現場で直面する課題や悩みについて議論する場となりました。
参加者は、訪日旅行者のさまざまなニーズへの対応に頭を悩ませているとのことでした。具体的には、「グループの中に多様なニーズが存在するため、どう対応したらよいのかわからない」「対応してくれるレストランが見つからない」「海外ではどう対応しているのか」といった声が上がり、現場ならではのリアルな課題が共有されました。
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横山から「日本はまだ発展途上」との認識を示しながら、通訳ガイドとして意識すべき3つのポイントを明確に解説しました。
①選定:各グループの特性やニーズを正確に把握し、適切なサービスや施設を選ぶ重要性
②事前準備:現地情報の収集や、予めグループの要求事項を確認するなどの周到な準備が不可欠であること
③当日やるべき事:臨機応変な対応と、細やかな気配りによってスムーズなサービス提供を実現すること
横山は、国内外の事例を交えながら、現場で即戦力となる実践的なテクニックを参加者に伝授。現場で悩みを抱える多くの通訳ガイドがすぐに使える実践的な情報を提供しました。
参加者からは、「特別扱いしないことが大切」との意見や、「社内の教育ガイドラインに追加したい」「チェックリストも使えそう」といった前向きなフィードバックが寄せられたほか、ある参加者は、「具体的な準備方法や当日の対応策が分かり、今後の業務にすぐに活かせる」とコメントし、ウェビナーの実用性と即効性が高く評価されました。
今回のウェビナーは、通訳案内士や通訳ガイドとして日々の業務に取り組むプロフェッショナルにとって、貴重な学びと気づきの機会となりました。今後も、現場のニーズに応じた実践的な対応が期待されます。