飲食店・宿泊施設向けセミナー

2024年10月23日(水)、全国料理業生活衛生同業組合連合会が主催で「基礎から学べる・今日からできるインバウンド対策 ~ベジタリアン・ヴィーガン等の多様化する訪日客への対応~」が富山県にて開催され、北陸地方の飲食店、宿泊施設関係者が約20名参加しました。
=====================

プログラム

「基礎から学べる・今日からできるインバウンド対策 ~ベジタリアン・ヴィーガン等の多様化する訪日客への対応~」(90分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩

質疑応答

=====================

当日の様子

昨今多く求められるフードダイバーシティ対応とは

まず、弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、それぞれの言葉の定義、日本に来る旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。

ヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、ハラールメニュー、ヴィーガンメニューといった形でそれぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を整理して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスや料理工程が大幅に削減されることが説明されました。

さらに富山県に来たら多くの旅行者が食べるであろう寿司について、ハラールに関しては酢と醤油が課題になる旨が説明され、具体的に使用できるものの選び方について解説が行われました。

See Also

どこでも買える!フードダイバーシティ対応で選ぶ基礎調味料「さしすせそ」とは?

このように見ると、シェフの負担が大きい

共通点を見る考え方

ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる

参加者からは「年々言われる機会が増えているけど、具体的なニーズや食べたいものなどを考えたことはなかったので、これからしっかりと考えていきたい。」「料亭としての未来を考えた時に、もうこの分野は逃げられないと強く感じました。」「これまでハラールセミナーなどを聞いたことはあったが、非現実的なことばかり言われて無理だと整理していた。今回はどうやったらできるかにフォーカスしたセミナーだったので、非常に前向きになれました。」などの声が上がりました。

今後も全国料理業生活衛生同業組合連合会としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。