群馬県の飲食店・宿泊施設向けセミナー

2024年2月16日(金)、群馬県が主催で「無理なく始めよう食の多様性対応」がオンラインにて開催され、群馬県の飲食店、宿泊施設関係者が約30名参加しました。
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プログラム

「無理なく始めよう食の多様性対応」(60分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩

質疑応答

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当日の様子

基礎から学ぶフードダイバーシティ対応

弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、それぞれの言葉の定義、群馬に来る旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。

ヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、ハラールメニュー、ヴィーガンメニューといった形でそれぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を整理して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスや、ホールスタッフの対応が大幅に削減されることが説明されました。

さらに、海のない群馬県の特性を活かすために、群馬県の名産であるそばに関して、群馬のキノコをたっぷりと使用した新しいつけだれ(ヴィーガン対応)を開発してみるのはどうかという説明もありました。

このように見ると、シェフの負担が大きい

共通点を見る考え方

ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる

海のない群馬県の魅力を活かす

セミナー終了後は質問も多く飛び交い、熱気を帯びたままセミナーは終了となりました。

参加者からは「キノコたっぷり出汁はまさに群馬として活かせる手法だと感じた」「もともと海のない群馬県では、山の恵みをたくさん活用してきたので、古くからのレシピを掘り起こそうと思った」「できない理由が正直全くなかったので、早速取り組んでみたい」などの声が上がりました。

今後も群馬県としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。