京都の通訳案内士向けセミナー

2024年1月30日(火)、観光庁が主催の「ベジタリアン、ヴィーガン、ハラール等、 多様な食文化を持った旅行客対応について」と題したセミナーが京都タワーで開催され、約100名ほど参加しました。
=====================

プログラム

「ベジタリアン、ヴィーガン、ハラール等、 多様な食文化を持った旅行客対応について」(60分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩

質疑応答

=====================

当日の様子

基礎から学ぶフードダイバーシティ対応

弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、それぞれの言葉の定義、東京に来る旅行者のニーズ、手配する飲食店との交渉方法、レストラン検索に便利なサイトの紹介、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られ、さまざまな背景を持つ方々にも「ヴィーガン」であれば多くの方々を網羅できるという話が行われました。

さらに昨今増えている「グルテンフリー」について、アレルギーなのか、病気なのか、主義なのかで対応が全く異なってくる旨も説明され、ヒアリング方法なども含めて現場に即した案内方法が説明されました。

最後に旅行者の食べられるもの(Can Eat)と、食べたいもの(Want to Eat)に関する解説も行われ、観光消費額を上げるためにはWant to Eatのお店を案内する重要性について、具体例を挙げながら説明が行われました。

このように見ると、シェフの負担が大きい

共通点を見る考え方

セミナー終了後は質問も多く飛び交い、熱気を帯びたままセミナーは終了となりました。

参加者からは「これまでベジタリアンの方には精進料理に案内してきたが、残される理由などがよくわかりました。」「アフターコロナでお客様のニーズが変わっていることをしっかりと学ぶことができた。」「飲食店様との交渉方法がとてもよく分かりました。」などの声が上がりました。

今後も観光庁としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。