益田市の飲食店・宿泊施設向けセミナー

2023年8月30日(水)、益田市観光協会が主催で「今日からできるベジタリアン・ヴィーガンなど食の多様化対応セミナー」がstudioLEAPにて開催され、島根県益田市の飲食店、宿泊施設関係者が10名ほど参加しました。
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プログラム

「今日からできるベジタリアン・ヴィーガンなど食の多様化対応セミナー」(60分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩

「世界一の評価を持つヴィーガン料理を試食する」(30分)
講師:株式会社Funfair   フードスペシャリスト・菜道チーフシェフ 楠本 勝三 氏

質疑応答(20分)

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当日の様子

今日からできるフードダイバーシティ対応とは

弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、ルールの全体感、ベジタリアンをベースに考えること、旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。

またヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、それぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を理解して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスが大幅に削減されることが説明されました。

共通点を見る考え方

ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる

ヴィーガンは多くの方に提供できるメニュー

続いて、世界一のヴィーガンレストランの評価を持つ東京自由が丘「菜道」の楠本シェフから4品の試食が提供されました。提供メニューは以下の通りで、全てのメニューにおいてヴィーガン、オリエンタル(素食)、ハラールが対応されています。

・蕎麦つゆ
・アナゴの巻き寿司
・焼きそば
・精進プリン

提供されたメニュー

提供されたメニュー

解説を行う楠本シェフ

参加者からは「なんとなくで理解していたことが、しっかりと整理できてよかった」「地域にある資源や、伝統的な調理方法をしっかりと見直す機会にしたい」「めんどくさい分野だと思っていたが、今あるメニューを少し変えたらすぐに対応できることがわかった」「観光客にとって魅力的な場所になるためには、地域全体で取り組む必要があるとわかった」などの声が上がり、熱気を帯びたままセミナーは終了しました。

今後も益田市観光協会としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。