秩父エリアの飲食店・宿泊施設向けセミナー
2023年8月9日(水)、⼀般社団法⼈秩⽗地域おもてなし観光公社が主催で、発酵と地産地消をテーマに観光客誘致を目的としたインバウンドセミナーが秩父市地場産業センタービルにて開催され、秩父エリアの飲食店、宿泊施設関係者がリアルとオンラインにて約30名参加しました。
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プログラム
インバウンド向け食に関するセミナー
フードダイバーシティ株式会社 守護 彰浩氏
サケ・ラバーズ株式会社 長野 京子氏
株式会社MATCHA 秋山 幸代氏
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当日の様子
少しの工夫でできるフードダイバーシティ対応とは
弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、ルールの全体感、ベジタリアンをベースに考えること、旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。
またヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、それぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を理解して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスが大幅に削減されることが説明されました。
さらに秩父の名産である芋けんぴや味噌ポテトなども、何もしなくてもすでに動物性原材料不使用の旨なども説明され「今あるものも改めて見直すだけで対応できるものは多い」ことや、「秩父の名産そばでも、普通の出汁と秩父のキノコたっぷり出汁の選択制にすれば、追加料金がいただける可能性がある」なども補足されました。
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講演の様子
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共通点を見る考え方
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ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる
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秩父の名産芋けんぴや味噌ポテトはすでにヴィーガン対応
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秩父のそばについて、出汁を選択制にするなど
参加者からは「普段何気なく食べているものでも、意識をすれば色々対応できているものがあることがわかった」「特別メニューを作らなくていいことが分かって楽になった」「秩父の山の資源をしっかりと活かしていくことがお客様に喜ばれるポイントということがわかった」などの声が上がり、熱気を帯びたままセミナーは終了しました。
今後も⼀般社団法⼈秩⽗地域おもてなし観光公社としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。