四季折々の風景が楽しめる美しい日本庭園
岡山の後楽園、水戸の偕楽園と共に「日本三名園」の一つとして数えられる「兼六園」は江戸時代の代表的な日本庭園です。
春には20種類420本もの桜が咲き誇り、桜の名所百選にも選ばれています。
夏にはムラサキシキブやホタルブクロ、アジサイが梅雨の雨とともにしっとりした風景を、そして、梅雨が明けると晴れ渡った空から降り注ぐ日光に照らされて、庭園全体がまばゆい緑色に染まります。
秋には紅葉が色付き、萩、すすき、桔梗、撫子、葛、藤袴、女郎花(おみなえし)などが風情ある光景を作ります。
冬は雪吊りの作業が行われます。雪吊りとは、樹木に付着する雪の重みで樹木の枝が折れたり、幹が傷つくのを防ぐために、縄で枝などを保護する作業のことです。中でも兼六園の雪吊りは有名で、この時期に訪れる観光客は少なくありません。
どの季節に訪れても新鮮な風景を見せてくれる兼六園は、日本の自然の素晴らしさと文化の融合を見事に伝えてくれます。
広大な土地を築山や池を見て回りながら楽しむ廻遊式庭園
廻遊式庭園とは、土地の広さを活かし、池や築山を備え、御亭(おちん)や茶屋を点在させて、そこに立ち寄りながら散策し遊覧できるように工夫された庭園のことです。総面積11.7ヘクタール(117,000平方メートル)もの土地に、160種8,200本の樹木が植えられた兼六園には、散策しながらお茶を楽しむために立ち寄れる茶屋などが所々に点在しています。
池を結ぶいくつかの曲水を巡りながら、緑豊かな木々を眺め、季節の風を感じつつ、散策途中で茶屋で和菓子を堪能し、ゆっくりと時の流れを楽しめる庭園となっています。
訪れたら見逃せない兼六園の見所
兼六園のシンボルといえば「徽軫灯籠(ことじとうろう)」です。高さ2.67メートルの二本足の灯籠で、片足を池の中に入れた格好となっています。手前の橋を琴に見立て、奥の灯篭が琴の絃(いと)を支える駒に見えることからこの名がつけられました。兼六園の写真撮影のスポットになっています。
兼六園の中心部には約5800平方メートルもの大きな池があります。「霞ヶ池(かすみがいけ)」と呼ばれるその池の中には、蓬莱島という亀の形をした島が浮かんでいます。カモなどの野鳥が羽を休め、鯉が優雅に泳ぎまわる姿は心を癒されます。
兼六園の中で最も古い建物で1774年(安永3年)に建てられた「夕顔亭(ゆうがおてい)」は、当時のままの姿を伝え、12坪の中に2棟3室あります。夕顔とは瓢箪の昔の呼び名で、その透彫りが茶室内にあることから夕顔亭と名がつけられました。
他にも「虎石(とらいし)」や雪吊りの姿で有名な「唐崎松(からさきのまつ)」、11枚の石が飛んでいく雁(かり)の列の様に見える「雁行橋(がんこうばし)」など多くの見所があります。
兼六園で催される様々なイベント
7月にはホタルの鑑賞会が開催されます。清らかな水が流れる兼六園はゲンジボタルやヘイケボタルが生息しており、普段入場できない閉園時間に園内を散策しながらホタルを鑑賞できます。
廻遊式庭園を満喫できるように、季節ごとに各茶店で季節限定のお昼ご飯を食したり、季節限定の甘味を堪能できるイベントもあります。
また、コンサートなどを鑑賞できるライトアップイベントもあり、食事をしながら観て聴いて楽しむことができます。夜に照らし出される庭園は幻想的で、昼とは違う美しさがあります。
兼六園周辺の観光スポット
兼六園の周辺には歩いていける観光スポットがいくつもあります。
「成巽閣(せいそんかく)」は第13代藩主前田斉泰の母、眞龍院の隠居所として構え、前田家の調度品や工芸品など多数を展示しています。昭和13年に旧国宝、昭和25年に重要文化財に指定されており、その様相は和の建築美を讃えています。
かつて陸軍兵器庫や戦後の金沢美術工芸大学として使用されていた赤レンガの建物の石川県立歴史博物館には、過去から現代に至るまでの石川県の歴史と文化を実物資料やジオラマ、大型スクリーンによる映像などを駆使して分かりやすく展示している博物館となっています。
また、兼六園は金沢市の中心部にあるということもあり、周りには「石川県立美術館」や「金沢市立中村記念美術館」、「金沢21世紀美術館」、「金沢能楽美術館」など多くの美術館があります。
兼六園を楽しんだ後は、周辺の観光スポットへ足を運んでみてください。
住所 | 〒920-0936 石川県金沢市兼六町1-25 |
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Tel | 076-221-6453(兼六園観光協会) |
ホームページ | https://kenrokuen.or.jp/ |
アクセス | 路線バス ・金沢駅―兼六園下下車―金沢城公園(石川門口)・兼六園(桂坂口) ・金沢駅―広坂下車―金沢城公園(玉泉院丸口)・兼六園(真弓坂口) ・金沢駅―出羽町下車―兼六園(小立野口) その他バス ・兼六園シャトルバス ・レトロバス「城下まち金沢周遊」号 など ・詳しくは、北陸鉄道テレホンサービスセンター TEL 076-237-5115(8:00~19:00) タクシー ・金沢駅より 約10分 自動車 ・北陸自動車道 金沢西ICから約30分 ・北陸自動車道 金沢東ICから約30分 ・北陸自動車道 金沢森本ICから約20分 |
石川県にあるハラールレストラン
インド料理専門店Swad(スワッド)
本格インドカレーに料理が楽しめるお店です。30種類以上の本格カレーと様々なサイドメニューがお楽しみいただけるセットメニューの他に、女性にも嬉しいレディースのセットもあります。
全てのメニューがハラールになっていて、ムスリムの方にも安心です。
住所 | 〒921-8005 石川県金沢市間明町1-237 |
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Tel | 076-220-6838 |
営業時間 | 11:30〜14:30(ランチ) 17:00〜22:00(ディナー) |
定休日 | 年中無休(年末年始を除く) |
ホームページ | http://swad-japan.com/ |
Halal Gourmet Japan | https://www.halalgourmet.jp/ja/restaurant/145539 |
#令和元年 5月24日のカレーは #石川県 #金沢市 の「#インド料理SWAD」の「#ビュッフェランチ」。ビュッフェ特有の負のスパイラルに陥っていて、もったいない気がしましたが、盛り方変えればいい感じ。やり方変えればなー。#北陸カレー物語 #ナマスタグラム https://t.co/1ihMQZSmP7 pic.twitter.com/z8vYzzdLGU
— ナマステ@北陸カレー物語21年目に突入! (@namasutee) May 24, 2019
日本料理 梶助
石川県小松市で50年続く老舗の日本料理店で、地元の新鮮なお魚や野菜などを中心とした和食が堪能できます。事前予約をするとハラール対応の料理も提供できます。また、ハラール対応の和牛等もご用意できますので、お気軽にお問い合わせください。
住所 | 〒923-0942 石川県石川県小松市大和町141 |
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Tel | 0761-22-8314 |
営業時間 | 11:30~13:30 17:00~22:00 |
定休日 | 不定休 |
ホームページ | http://www.tvk.ne.jp/~kajisuke/ |
Halal Gourmet Japan | https://www.halalgourmet.jp/ja/restaurant/272107 |