福井市の飲食店・宿泊施設向けセミナー

2025年12月4日(木)、福井市が主催で「ヴィーガン、ハラール、グルテンフリーなど食の多様性対応セミナー」が開催され、福井市内の飲食店、宿泊施設関係者が40名参加しました。
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プログラム

「ヴィーガン、ハラール、グルテンフリーなど食の多様性対応セミナー」(90分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩

質疑応答

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当日の様子

福井市で求められるフードダイバーシティ対応とは

弊社代表・守護からは、基本的な言葉の意味、世界のフードダイバーシティ市場、それぞれのルールの全体像、お客様のニーズ、使用できる食材・調味料の選び方について説明がありました。特に「違いに注目するのではなく、共通点を見出すことの重要性」が強調されました。

ヴィーガン対応は一見「難しそう」と思われがちな分野ですが、専用メニューを個別に作成するとオペレーションの負担が大きくなります。そこで、共通点を整理し「みんなが食べられるもの」を一般メニューとして標準化することで、調理現場のストレスを大幅に軽減できることが示されました。

さらに、福井の代表的なグルメである越前そばやソースカツ丼をヴィーガンやハラールに対応させるために必要な工夫について、具体的な食材や調味料に触れながら、ワークショップ形式で説明が行わました。

ただし、福井市周辺には、ベジタリアン・ヴィーガン対応レストラン検索アプリHappy Cowや、ハラールレストラン検索アプリHalal Gourmet Japanへの登録店舗がほとんどないことから、旅行者にとって利用可能な店舗を見つけるハードルが高い状況にあるので、チーム福井として面的な取り組みを進めていく必要がある旨の説明が行われました。

違いを見ると大変になる

共通点を見る

ヴィーガンメニューは多くを網羅する

ご当地グルメを対応する

参加者からは、

「既存の食材や調味料でも対応できることが多く、取り組みのハードルが下がったと感じた。」

「ヴィーガンやハラールの基礎知識を体系的に学べたことで、スタッフ教育にも使える内容だと感じた。」

「実際のワークショップや事例紹介が分かりやすく、自店舗でのメニュー改善にすぐ活かせそうだと思った。」

「福井が面で取り組んでいくべきというのは、その通りだと感じた。」

などの声が上がりました。

福井市は今後も食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。