デジタル技術により細部まで覗ける資料館
かつて炭鉱で栄え、日本の近代化に大きく貢献した「軍艦島」。長崎港から18キロ先の海に浮かぶこの小さな島は、1974年閉山後以降無人島となってしまいました。その後2009年より一般の上陸見学が可能となり、長崎の人気観光スポットのひとつとなっています。そんな軍艦島についてより詳しく知ることができるのが、今回紹介する「軍艦島ミュージアム」です。ここでは最新のデジタル技術を使い、現在上陸不可能な立入禁止区域を見ることができたり、最盛期当時。4島の人々がどのような生活を送っていたのかなどを知ることができる資料館です。
VRなどの最新技術を駆使したコンテンツが満載
軍艦島ミュージアムでは、全長30mの巨大プロジェクションマッピングや、多面体プロジェクションマッピングで、島民や当時の暮らしぶりが分かる映像や写真を見ることが出来る他、VRゴーグルを使い、島の立入禁止区域を見て回ることができるVRコンテンツなど、最新技術を駆使したコンテンツを活かして、島の内部やその当時の島民の暮らしの様子をより深く知ることができるのです。
島民の家の中を再現したブースも
当時、軍艦島で働く人たちの給料は他の職種に比べて非常に高く、その家族は裕福な生活をしていたと言われています。その証拠に、当時の日本の普及率10%と言われていたテレビが、軍艦島では100%だったそうです。そんな島で働く人の家族の部屋を再現したブースがあります。また、1/150サイズに縮小した島のジオラマなども設置されており、アナログで当時の島の人々の生活を垣間見ることができます。
「軍艦島ミュージアム」詳細情報
住所 | 〒850-0921 長崎県長崎市松が枝町5-6 カステラの長崎堂ビル内 |
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電話番号 | 095-895-5000 |
入場料 | 一般 1800円 中学生・高校生 1300円 小学生 800円 幼児(3〜6歳) 500円 3歳未満 無料 |
営業時間 | 9:00〜17:00 (最終入館 16:30) |
休館日 | 年中無休 |
ホームページ | https://www.gunkanjima-museum.jp/ |
交通アクセス
・路面電車
「大浦天主堂下」下車 → 徒歩1分
・バス
長崎駅前南口から30番または40番に乗車 →「グラバー園入口」で下車 → 徒歩30秒