長崎県の飲食店・宿泊施設向けセミナー

2023年8月2日(水)、DMO NAGASAKI(一般社団法人長崎国際観光コンベンション協会)が主催で”外国人観光客に選ばれるメニュー作り「今日からできるベジタリアン・ヴィーガン・ハラール等の食の多様性対応」セミナー”と題したセミナーが出島メッセ長崎にて開催され、長崎県の飲食店、宿泊施設関係者が約50名参加しました。
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プログラム

”外国人観光客に選ばれるメニュー作り「今日からできるベジタリアン・ヴィーガン・ハラール等の食の多様性対応」セミナー”(90分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩

食の多様性に対応した食品、および調味料の試食会

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当日の様子

少しの工夫でできるフードダイバーシティ対応とは

弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、ルールの全体感、ベジタリアンをベースに考えること、旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。

またヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、それぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を理解して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、インバウンドだけでなく修学旅行の現場においても、調理現場のストレスが大幅に削減されることが説明されました。

さらにアフターコロナの新トレンドとして、近年で環境への意識が大きく変わったことなどにも触れ、長崎においてもMICEなどで肉や魚を使用しないメニューをしっかりと準備する必要性なども説明されました。

共通点を見る考え方

ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる

ヴィーガンは多くの方に提供できるメニュー

修学旅行現場でも重要になる考え方

そして、観光客に求められる長崎県のご当地グルメについて、フードダイバーシティ対応していくための具体的なノウハウが説明され、無理に大豆ミートなどの使い慣れていないものや、新しく仕入れをしないといけないものを使う必要がない旨も補足されました。

フードダイバーシティに対応した食品・調味料試食

試食については下記の9品を用意し、講師の守護が一つ一つの商品について使い方の事例なども踏まえて説明していきました。
※食材提供:株式会社グローバル

・ヴィーガン長崎ちゃんぽん(菜道)※非売品
フードダイバーシティカレー(エスビー食品)
フレンドリーダイニングカレーソース(ニチレイ)
野菜ベースの焼そばソース(オタフクソース・菜道)
野菜ベースの旨味だしつゆ(オタフクソース・菜道)
SAMURAI RAMEN UMAMI(赤)(ヒガシマル)
SAMURAI RAMEN UMAMI(白)(ヒガシマル)
デーツシロップ
HALAL 牛丼の具(ロイヤル)

参加者からは「動物性が使わなくても、十分に味を出せることが分かりました」「特別メニューを作るわけではなく、普段の料理から意識しておくことで楽に対応ができそう」「枝豆、冷奴などのメニューにしっかりと表記を行うところから始めていきたい」などの声が上がり、熱気を帯びたままセミナーは終了しました。

今後もDMO NAGASAKI(一般社団法人長崎国際観光コンベンション協会)としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。