京都市の飲食店様、宿泊施設様向けセミナー
2022年11月18日(金)に京都市と公益社団法人京都市観光協会が主催で「「インバウンドと国内旅行者も同時に解決!食の多様化に対応で需要創出!」」と題したセミナーがホテルオークラ京都とオンラインにて開催され、京都市の飲食店、宿泊施設関係者が約40名参加しました。
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プログラム
「インバウンドと国内旅行者も同時に解決!食の多様化に対応で需要創出!」(60分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩 氏
試食会(20分)
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少しの工夫でできるフードダイバーシティ対応とは
弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、ルールの全体感、ベジタリアンをベースに考えること、旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。
またヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野ではありますが、「楽することが重要」と伝えられ、それぞれの専用メニューを作ると大変になりますが、共通点を理解して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、セールス、ホール、キッチンのストレスが大幅に削減されることが説明されました。
とくに修学旅行需要が多い京都では、アレルギー対応が非常に重要な課題ですが、ヴィーガンメニューを整備することで、アレルギーの7割が解決できる旨なども説明され、参加者からは「その視点で考えると、やってみる価値がある」という声が上がりました。
最後にベジタリアンやヴィーガンの方々がレストランを検索する際に使用するアプリ「HappyCow」についても登録方法や、お客様からの評価ポイント、ベジタリアン激戦区京都で選ばれるための仕掛けなども踏まえて説明されました。
最後にハラール・ヴィーガン対応の食材を扱う株式会社グローバルから、各種レトルトや調味料の紹介と試食が提供され、それぞれの特徴や、使用方法の事例などが説明されました。
・フードダイバーシティカレー(エスビー食品)
・フレンドリーダイニングカレーソース(ニチレイ)
・有機お好みソース(オタフクソース)
・野菜ベースの焼そばソース(オタフクソース・菜道)
・野菜ベースの旨味だしつゆ(オタフクソース・菜道)
・デーツシロップ
・キャロブシロップ
参加者からは「これまで聞いたベジタリアンセミナーやハラールセミナーは聞いても全く取り組めるイメージはなかったが、これならできそうだと感じました」「今使っている食材、調味料でも十分に対応できそうであることが分かりました」「ベジタリアン向けメニューではなく、ベジタリアンの方にも食べていただけるメニューを考えたい」などの声が上がり、また終了後は質問も多く飛び交い、熱気を帯びたままセミナーは終了しました。
今後も京都市と公益社団法人京都市観光協会としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。