鹿児島市の飲食店様、宿泊施設様向けセミナー

2022年6月30日(木)に鹿児島市が主催で「飲食店・宿泊施設向けフードダイバーシティセミナー”明日からできる方法から世界一のスキルまで学ぶ”」と題したセミナーが開催され、鹿児島市の飲食店、宿泊施設関係者(主に調理関係者)が約40名参加しました。
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プログラム

「明日からできる方法から、世界一のスキルまで学ぶ」(60分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩 氏

「料理デモンストレーションと料理解説」(60分)
講師:株式会社 Funfair フードスペシャリスト・菜道チーフシェフ 楠本 勝三 氏

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当日の様子

明日からできるフードダイバーシティ対応とは

まず弊社代表守護から世界のフードダイバーシティ市場や、ルールの全体感、ベジタリアンをベースに考えること、旅行者のニーズ、ハラールビーフやハラールチキンの見つけ方、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。

また、対応を進めていくにあたっては、過去の情報と現在の情報をしっかりと整理して、無理のないオペレーションを組むことについても説明がされました。さらに明日からできる対応としては、ペペロンチーノのベーコンを変更したり、レトルトの商品などをうまく使って、上に乗せるトッピングで対応を変えていく方法について説明され、参加者からは「これならすぐにできそう」といった声が上がりました。

共通点を見る考え方

ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる

明日からできる方法として紹介されたフードダイバーシティカレー

料理デモンストレーションと解説

続いては世界一のヴィーガンレストラン菜道の楠本シェフによる料理デモンストレーションと、それぞれの料理について「味の考え方、表現方法、使用している食材・調味料」などそれぞれ丁寧に解説が行われました。
※黒く塗りつぶした部分は参加者限定公開

提供された料理は下記の6品です。
・さつま揚げ
・油そば
・豚骨風スープ
・和牛おじや
・モンブランプリン
・ジェラート

提供されたメニュー

提供されたメニューの各対応表

料理を解説する楠本氏


参加者からは「過去に聞いたヴィーガンやハラールなどのセミナーとは全く異なるアプローチで、これならできそうと感じた」「難しく考えずに、今のメニューを少し変えていくところから始めていけばいいことがわかった」「料理の考え方として、肉や魚の再現をする必要はないということがわかった」などの声が上がり、また終了後は質問も多く飛び交い、熱気を帯びたまま120分のセミナーは終了しました。尚、今後も鹿児島市としては食の多様化を推進していくとのことです。

最後に本セミナーは株式会社ヒガシマルから、鹿児島生まれのアニマルフリー・アルコールフリーで世界中に流通するSamurai Ramen UMAMIが協賛として参加者に提供されました。