急激に多様化する社会に飛び出す学生たちへ
2023年10月25日(水)に「ヴィーガンフード&スイーツコンテスト」が福島県は郡山の国際ビューティ&フード大学校で開催され、フード学科、パティシエ学科、ブーランジェ学科の生徒が腕を振るいました。
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各学科に与えられた課題は?
本コンテストは国際ビューティ&フード大学校の生徒がそれぞれ班に分かれ、与えられた課題をヴィーガン対応で作り、世界一のヴィーガンレストランの称号を持つ「菜道」の楠本シェフが評価とアドバイスを行う取り組みです。さらに今回は日本のカレー業界をリードするエスビー食品株式会社から3名の社員が審査員として参加しています。
フード学科
ヴィーガン&トマト、ナッツ、バナナ、セロリ不使用&グルテンフリー『カレー』
パティシエ学科
上記同様のスペックで『自由』
ブーランジェ学科
上記同様のスペックで『惣菜パン』
披露された料理とは?
それぞれの料理について、各生徒が味を引き出すために工夫したポイントや、使用した食材及び調味料、そしてセールスポイントについて説明し、「プレゼン力」「味」「盛り付け」「商品性」「独創性」の5項目において、楠本シェフやエスビー食品の社員が評価をしていきました。
そして各班にはそれぞれの味の評価と、さらに商品として磨き上げていくためにはどういったことを考えていけばいいかなどのアドバイスが送られました。
生徒からは「さまざまな制限があることで、新しい料理方法や食材を探す良い機会になった」「乳や卵が使えないことで、何も考えずに代替品を使うとバランスが崩れることが分かった」「トップシェフや専門家がどのようなに味を組み立てているのかなどが聞けてよかった」などの声が上がりました。
続いて表彰式では各学科の1位と2位、そして総合1位が発表され、受賞者にはエスビー食品株式会社から商品盛り合わせ、そして総合1位の班には菜道の食事券が授与されました。
表彰式で楠本シェフからは「今からこの分野にしっかりと取り組んでおくことで、料理人としてのスキルが大きく差別化できるので、是非とも日々の料理から継続して意識を続けてほしい。また、作った料理は味見だけではなく、できる限り一食で食べてトータルのバランスを見てほしく、お客様の視点を忘れずに取り組んでほしい。」とアドバイスが行われました。尚、今後も国際ビューティ&フード大学校としては食の多様化を推進していくとのことです。