未来を担う学生たちへの特別授業

2024年11月14日(木)に東京都立忍岡高等学校が「ベジタリアン?ヴィーガン?ハラール?世界と繋がるために知っておきたい食のこと」と題した講座を開催し、同校の生徒が30名参加いたしました。
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プログラム

「ベジタリアン?ヴィーガン?ハラール?世界と繋がるために知っておきたい食のこと」(60分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩

「フードダイバーシティに対応したカレーを食べてみる」(30分)
提供:エスビー食品株式会社

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忍岡高校での講演

なぜ、一つのテーブルを囲むことが重要なのか

弊社代表守護からは、世界一周の実体験、そこで学んだ食のルール、それぞれの言葉の定義、多様な宗教、文化、信条を持っていてもみんなで一つのテーブルを囲む重要性、そしてそのためには違いよりも共通点を見て考えることについて語られました。

さらに世界のトレンドとして、近年環境配慮への意識が大きく変わったことなどにも触れ、最新の動向としても欧州での国際会議などでは食肉などが提供されなくなっている事例や、今後環境問題や気候変動などを議論する場で配慮すべきマナーなどについても説明がされました。

全体感

共通点を見る考え方

また、今後世界の方々と触れる機会が増える若い世代にとって、多様な食のリクエストに対してどのように応えていくべきか、さまざまな方法と具体的な事例について説明されました。その際に「同じテーブルを囲んで、同じものを食べて、同じ感動を共有する」ことは、宗教・文化・価値観・言語が異なる状況での相互理解においてとても重要な要素になる旨も捕捉されました。

味については実食で確認

第一部で、弊社守護から「共通点は重要ですが、味が美味しくなかったら意味がない」と説明が行われたあと、第二部ではエスビー食品株式会社のヴィーガンに対応した動物性原材料不使用のゴールデンカレーの試食が行われました。

実際にエスビー食品株式会社より2名の社員がカレーを作って生徒に提供し、同商品に関する味の工夫などを解説致しました。

カレーを作るエスビー食品の社員

カレーの試食を行う生徒

参加者からは「都内どこへ行っても海外からの旅行客が溢れているが、様々な食に配慮する重要性を学ぶことができました。」「動物性原材料不使用のカレーの味は美味しくないのかなと先入観で思っていたが、いつも食べているカレーと全く同じで普通に美味しかった。」などの声が上がりました。

今後も東京都立忍岡高等学校としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。