未来を担う学生たちと、徳島県内の事業者へ特別授業

2024年11月18日(月)に徳島県徳島大学一般社団法人イーストとくしま観光推進機構が共催で「ベジタリアン?ヴィーガン?ハラール?観光業のフードダイバーシティ」と題した講座を開催し、同校に通う学生と徳島県内の事業者がオンラインを含めて100名ほど参加いたしました。
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プログラム

「ベジタリアン?ヴィーガン?ハラール?観光業のフードダイバーシティ」(90分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩 氏

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当日の様子

観光業に関わるフードダイバーシティ対応

弊社代表守護からは、世界一周の実体験、そこで学んだ食のルール、それぞれの言葉の定義、多様な宗教、文化、信条を持っていてもみんなで一つのテーブルを囲む重要性、そしてそのためには違いよりも共通点を見て考えることについて語られました。

さらに世界のトレンドとして、近年環境配慮への意識が大きく変わったことなどにも触れ、最新の動向としても欧州での国際会議などでは食肉などが提供されなくなっている事例や、今後環境問題や気候変動などを議論する場で配慮すべきマナーなどについても説明がされました。

目次

全体感

共通点を見る考え方

また、本講義ではダイバーシティの本質についても説明が行われ、さまざまな人種、宗教、主義、ライフスタイルを持つ方々との共生を考える際は、「分断」ではなく「橋渡し」が考え方の基本になる旨が語られました。

「ヴィーガン専用商品」や「ハラール専用商品」は一見ダイバーシティに見えがちですが、ムスリムの方「も」食べられる、ヴィーガンの方「も」食べられるようにする配慮こそがダイバーシティの考え方という説明が行われました。

参加者からは「社会が急激に多様化してきているのを感じるので、今回を機に食にしっかりとアンテナを張りたい。」「橋渡しと分断の違いを学び、その通りだと思った。良かれと思って対応したことが分断というケースは多くありそう。」「日本で生活をしていると環境問題が議題に上がることはそれほど多くないが、”自分の住んでいる街が海面上昇でなくなる”という問題と直面しているとなると、意識が高まって然りだと感じた。」などの声が上がり、また終了後は質問も多く飛び交い、熱気を帯びたまま特別講義は終了しました。