福岡県の飲食店・宿泊施設向けセミナー

2023年8月31日(木)、福岡県が主催で「ハラール・ベジタリアン・ヴィーガン市場の最新動向と福岡での対応方法(基礎編)」TKPガーデンシティ博多にて開催され、福岡県の飲食店、宿泊施設関係者がオンライン参加も含めて約60名ほど参加しました。
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プログラム

「ハラール・ベジタリアン・ヴィーガン市場の最新動向と福岡での対応方法(基礎編)」
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩

質疑応答(30分)

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当日の様子

基礎から学ぶフードダイバーシティ対応の必要性

弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、それぞれの言葉の定義、福岡県に来る旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。

ヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、ハラールメニュー、ヴィーガンメニューといった形でそれぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を整理して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスや、ホールスタッフの対応が大幅に削減されることが説明されました。

さらに具体例として、福岡県の名物である「ごぼう天うどん」についても、共通点をしっかりと整理すれば少しの工夫で対応ができる旨が説明され、参加者からも「これならできそう」という声も上がりました。

このように見ると、シェフの負担が大きい

共通点を見る考え方

ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる

福岡名物を対応する

セミナー終了後は質問も多く飛び交い、熱気を帯びたまま2時間のセミナーは終了となりました。

参加者からは「講師の言うとおり本分野を難しく考えていたが、しっかりと整理できました。明日からできることも多くあったので早速進めていきたい」「福岡に来る旅行者の方が求めているものなどが分かりましたので、メニュー作りに活かしていきたい」「これまで聞いたハラールセミナーやヴィーガンセミナーとは全く異質で、事業者に寄り添った内容だったのでしっかりと理解ができた」などの声が上がり、参加者の平均満足度が4.86(5点満点)と非常に高いものとなりました。

本セミナーは全4回となり、次回の2023年9月6日(水)は「ハラール・ベジタリアン・ヴィーガン市場の最新動向と福岡での対応方法(実践編)」が開催予定。世界一のヴィーガンレストランの称号を持つ「自由が丘菜道」の楠本シェフが、ロサンゼルスで行われた同店のPOP UPイベントで2500名以上がキャンセル待ちとなった「とんこつラーメン(Vegan)」や、お店で一番人気のメニューである「うなぎ(Vegan)」などを試食で提供する予定。