2006年「日本の100名城」に選定されました。

今回紹介するのは、山口県岩国市にある「岩国城」。山の上に建つこの城は1608年に初代岩国領主吉川広家によって建てられました。しかし、当時の江戸幕府の命令により、築城からわずか7年で取り壊されたました。現在の岩国城は1962年に再建されたものです。城の天守からは、周辺の錦川、錦帯橋などの景色を一望できるようになっています。

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岩国城の歴史

岩国城は1608年、初代岩国藩主 吉川広家によって築城されました。山の上に建てられたこの城は、蛇行した錦川が天然の要害になっていることが特徴となっています。しかし、江戸幕府による「大名が住む城以外の領国にある、全ての城を取り壊す」という通称「一国一城令」と呼ばれる命令により、築城7年という短い間で取り壊されてしまいます。
現在の天守は1962年に外観復元されたもので、屋根が4つ付いていることから、4階建ての城に見えるのですが、実際は6階建てという、特殊な内部構造になっています。また復元する際に、錦帯橋からよく見えるよう、約50m南側に位置を変えています。

当初、「一国一城令」で、石垣まで取り壊されたと思われていましたが、石垣の下部1/4が地中に埋まっていることが発見され、1995年に古式穴太積 (こしきあのうづみ) 石垣が発掘復元されました。

絶景を楽しみながら岩国城のある山頂までを目指すロープウェイ

岩国城へは、吉香公園からロープウェイに乗って城山山頂の山頂駅へ向かいます。ロープウェイ下車後、徒歩約10分の舗装された広い道か山道、2つのルートがありそれぞれに違った景色を楽しみながら城まで向かうことが出来るようになっています。ロープウェイからは錦川、錦帯橋、岩国城下町、岩国市街、瀬戸内海を一望できます。

 

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「岩国城」基本情報

住所 〒741-0081 山口県岩国市横山3
電話番号 0827-41-1477（錦川鉄道（株）岩国管理所）
入場料 大人：270円（200円）
子供：120円（90円）
（）は15名以上の団体料金です。
※錦帯橋・岩国城ロープウエー・岩国城の3つのセット料金
大人：1140円→970円（団体760円）に割引
小学生：530円→460円（団体350円）に割引
営業時間 9:00〜16:45
（最終入館は16:30まで）
休館日 月末日や冬季にロープウエイ点検のため運休に伴い、岩国城も休館します。
ホームページ 岩国市公式観光WEBサイト
http://kankou.iwakuni-city.net/

交通アクセス

岩徳線川西駅から徒歩20分→ロープウエーで3分→ロープウエー下車後徒歩10分