2021年6月、世界100カ国以上でハンバーガーチェーンを展開する「バーガーキング」が、ドイツのケルンで『プラントベース専門店』をオープンし、注目を集めました。
6/7〜6/11の期間限定店舗ではあったものの、同社初となるプラントベース専門店ということで、盛況のうちに幕を閉じました。
店内のメニューは世界的消費財メーカー・ユニリーバグループと包括的に連携し、「ベジタリアンブッチャー(パティ)」や「ヘルマンズ(マヨネーズ・ケチャップ)」、「Ben & Jerry(アイスクリーム)」といった今話題のプラントベース食品ブランドとのコラボレーションメニューが並びました。
バーガーキング ドイツによると、今回の取り組みは「ベジタリアン・ヴィーガン向け」というよりは、急増する「フレキシタリアン」を対象にしているとのことです。
引用元:
World’s First Plant-Based Burger King Opens Doors As Flexitarianism Goes Mainstream
ニュースのポイント
今回プラントベース専門店を「ドイツ」で展開した背景は、ドイツ国内でプラントベースフードのニーズが高まっていることに他なりません。最近のEUの調査によると、同国内の代替肉の売上高は、過去2年間で226%増加し、市場価値にして1億8,100万ユーロ(約240億3,549万円)を超えました。
コロナパンデミックの間に収集されたデータによれば、現在ドイツ国内において、フルタイムミートイーター(植物性食品をメインに食しつつ、時に肉・魚類も食べる人々)は少数派となっており、フレキシタリアンが急増しているとのことです。
関連ニュース
・日本初独占インタビュー!HappyCow/GreenMonday/Vegconomist 世界のプラントベース業界トップから日本へメッセージ
https://fooddiversity.today/article_90932.html
・バーガーキング『プラントベースワッパー® 』実食レポート
https://fooddiversity.today/article_75363.html
著者
山崎寛斗(やまざき・ひろと)
プラントベースジャパン株式会社 代表取締役
「プラントベースで日本と世界を繋ぐ」をテーマに事業を展開。 海外のプラントベース企業の日本誘致や訪日ベジタリアン向けメディアなどの事業を手掛ける。 著:東京食素!美味蔬食餐廳47選、關西食素!美味蔬食餐廳55選、東京および関西のベジタリアンガイドブックを台湾で販売中。
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