福岡をお得に移動するための電車・バス利用法

福岡空港に到着し、さあこれから日本を満喫するぞ!と意気込んで、さて、どうやったら天神まで行けるのだろうとお困りの外国人もいるかもしれません。パンフレットも周囲の案内板もすべて日本語、道を聞こうにも周囲は日本人ばかり。たまに見かける旅行客らしい来日仲間も、かさばるパンフレットを広げながら自分と同じく迷っている様子。質問できる相手がいない…

インフォーメーションセンターで尋ねるのが一番信頼できるし、そこで質問するのが一番確かな方法です。しかし、あらゆる場面を自分自信の力で乗り切れるなら、旅はよりスムーズなものとなるでしょう。今回は、外国人旅行者が福岡市内を電車やバスで移動する場面で困らないための知恵をお教えします。

 

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10年ぶりに九州上陸です

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得する電車・バスの乗り方

福岡空港から博多駅まで地下鉄に乗る場合、片道運賃は大人1人で260円。それほど高い金額ではありません。でも、もしこのような短距離の乗車を何回も繰り返さなければならない場合、累計の運賃は高額なものになってしまいます。何度も同じ路線を繰り返し乗車することがあらかじめ分かっている場合、1日に何度でも乗り降り自由な「1日乗車券」を購入し、交通費の節約を考えてみましょう。

福岡市営地下鉄「1日乗車券」

福岡市営地下鉄1日乗車券の価格は、大人620円、小児310円。これだけ払えば1日に限り乗り放題です。1日乗車券を購入した方はさらに、福岡市内のさまざまなお店で料金割引やドリンク1杯無料となるなどのサービスを受けることができます。対象店舗を確認し、サービスを受けてみましょう。
福岡市営地下鉄特典施設ページへのリンク

便利な西鉄バス

無事に博多駅に到着し、博多の周辺も十分観光したからそろそろ天神に行こうと思い立ったものの、「地下鉄は速くて便利、運賃が安く済むのはいいけど、景色は真っ暗な壁ばかり。これじゃ観光に来た意味がない…」と思ったら、地上を走る「西鉄バス」に乗りましょう。福岡市内を豊富な路線で縦横無尽に走るバスが、あなたを目的地まで安全確実に運んでくれます。1日乗車券は西鉄バスにも「福岡市内1日フリー乗車券」という独自なものがあります。大人900円、小児450円で福岡市内の路線バスに1日何度でも乗り降りできます。

福岡のnimoca

福岡市内の移動は西日本鉄道の交通系電子マネーnimocaがあれば、西鉄バス、西鉄電車、地下鉄、JR九州路線で使えます。地下鉄やバスの1日乗車券だけでは目的地を網羅できないときは、nimocaを使ってさまざまな移動手段に対応するのが得策かもしれません。

支払いで困る

世界を見渡せば個人の消費で現金をほとんど使わなくなった国もあるくらいです。しかし、日本での決済手段は現金の文化がまだ根強く残っています。日本では依然としてキャッシュレス化が進んでいるとは言い難いかもしれません。

クレジットカードで乗車

クレジットカードを使えるお店では多くの場合、入り口の自動ドアやレジの付近に使用できるカード会社を表すロゴのシールが貼られています。あらかじめ店のホームページで確認しておくと安心ですが、店員に確認すれば分かるでしょう。クレジットカードで乗車を考えるなら、あらかじめクレジットカードでnimocaを購入しておきましょう。JCB、VISA、MasterCard、AMERICAN EXPRESS、Diners Clubの各カードでnimocaを買うことができます。

nimocaで買い物

交通系電子マネーは、乗車運賃の支払い以外にも、コンビニ、ドラッグストア、飲食店、スーパーなどでの買い物でも使えます。多くの場合、日本では国内の交通系電子マネーの相互利用が可能です。ただし、交通会社が独自に発行するカードだけに使用が限定される地域もあるので、あらかじめ確認しておいた方がいいでしょう。たとえば西鉄電車では、交通系電子マネーをインストールしたスマートフォンアプリでの決済は可能との回答を得ましたが、クレジットカードなどと紐付けられたQRコードをかざして決済できる改札の導入などはまだのようです。

発展途上のキャッシュレス決済

交通系電子マネーの利便性は使用可能な店舗の増加にしたがい高まっています。クレジットカードや、それに紐付けられたQRコードによる決済はテナントのショップなどでの導入が拡大しています。国際的な観光地を多く持つ日本における交通機関運賃のキャッシュレス化は、さらなる今後の拡充が期待されるところです。