仙台市の飲食店・宿泊施設向けセミナー

2025年9月29日(月)、仙台市が主催で台湾素食・ヴィーガン・ハラールなどを学ぶ「多様な食文化対応セミナー&試食会」エル・パーク仙台「食のアトリエ」にて開催され、仙台市内の飲食店、宿泊施設関係者が20名参加しました。
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プログラム

【基礎編】台湾素食・ヴィーガン・ハラールの基本について(80分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩

【実践編】ひと口で変わる意識と理解:世界一の料理を食べて学ぶ(60分)
講師:株式会社Funfair   菜道シェフ 楠本 勝三氏

質疑応答

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当日の様子

仙台市で求められるフードダイバーシティ対応とは

弊社代表・守護からは、世界のフードダイバーシティ市場やルールの全体像、お客様のニーズ、使用できる食材・調味料の選び方について説明がありました。特に「違いに注目するのではなく、共通点を見出すことの重要性」が強調されました。

ヴィーガンやハラールなどは一見「難しそう」と思われがちな分野ですが、専用メニューを個別に作成するとオペレーションの負担が大きくなります。そこで、共通点を整理し「みんなが食べられるもの」を一般メニューとして標準化することで、調理現場のストレスを大幅に軽減できることが示されました。

また、宮城県では台湾からの旅行者が圧倒的多数を占めるので、特に台湾素食対応が重要になる旨も補足されました。

違いを見ると大変になる

共通点を見る

ヴィーガンメニューは多くを網羅する

続いて、世界一のヴィーガンレストランの評価を持つ東京自由が丘「菜道」の楠本シェフから5品の試食が提供されました。提供メニューは以下の通り。

・麻婆焼きそば
・冷やし中華
・仙台野菜の無水カレー(エスビー食品のゴールデンカレーを使用)
・ずんだプリン
・ハラール牛雑炊(ゼンカイミート社の牛肉を使用)

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試食の提供後、楠本シェフからそれぞれのメニューにおいて、考え方、使用した原材料や調味料、味を出すための工夫点、売り方など詳細の解説が行われていきました。

提供されたメニュー

メニューの対応表

料理の解説を行う楠本シェフ

参加者からは「正直、食べられないものを抜く以上のことを考えたことがなかったが、それだけではいけないことがよく理解できた。」「楠本シェフから、考えなければいけない思考の範囲を学ぶことができた。」「対応しても残されることがこれまで多くあったが、今回のセミナーではその理由が分かりました。ニーズにしっかりと対応していきたい。」などの声が上がりました。

仙台市は今後も食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。