This post is also available in: English Indonesia

豚骨不使用のスープで挑む「新たな一杯」

ラーメン「一風堂」で知られる力の源ホールディングスは、インドネシアにおいてイスラム教の戒律であるハラールに準拠したラーメン店を出店する計画を発表しました。店舗名が「一風堂」になるかは現時点で未定ですが、早ければ2025年9月にも首都ジャカルタ近郊に1号店を開業する予定です。

なお、同社はこれまで世界各国でラーメン店を展開してきましたが、ハラールに特化した専門店は今回が初の取り組みとなります。

世界最大のムスリム人口を誇る市場

インドネシアは世界最大のムスリム人口を有する国であり、人口約2.8億人のうち約87%がイスラム教徒です(外務省データより)。同国の食文化には、「家族や仲間と食事を囲む」ことを重視する傾向があり、特に都市部では外食が日常的となっています。近年では日本食への関心も高まっており、ラーメン店、うどん店、寿司店、居酒屋などの業態が次々と進出していて人気となっていることから、今後もハラール対応の日本食レストランのニーズはさらに拡大していくことが期待されています。

力の源ホールディングスの今後の動向に注目が高まります。