日本文化と食の多様性をつなぐ一杯
昨今、ヴィーガン対応を進める飲食店が増えてきていますが、料理だけでなく「お酒・ドリンクの選定」も重要な視点になりつつあります。特に海外からの旅行者は、食に対する価値観だけでなく、提供される体験そのものに高い関心を持っています。
そんな中、多くのヴィーガン対応店舗が導入しているのが『南部美人』です。なぜこのお酒がヴィーガン対応店舗に心強い味方になるのか、以下にその理由を7つの視点でご紹介します。
岩手県二戸市に蔵を構える「南部美人」は、1902年創業の老舗酒蔵でありながら、革新的な挑戦を続ける日本酒メーカーです。南部杜氏の伝統を受け継ぎつつ、全量純米仕込みにこだわり、米・米麹・水のみで造るナチュラルな酒造りを貫いています。
とりわけ注目されているのが、日本で初めて国際的なヴィーガン認証(英国The Vegan Society)を取得したこと。動物性由来の清澄剤を使わず、製造過程においても環境や倫理への配慮を徹底しています。
国際舞台でも高く評価されており、「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」や「全米日本酒歓評会」などで多数受賞。近年ではG7広島サミットの公式行事で提供されるなど、日本を代表する酒蔵の一つとして世界的な認知を広げています。

南部美人はヴィーガン認証、コーシャ認証、NON-GMO認証を取得
1. 日本酒は日本の国酒なので勧めやすい
フランスでワインを勧められるように、日本では国酒「日本酒」をお勧めするのが自然です。海外からのお客様に対しても「日本酒は日本の国酒です」という説明で、日本で長年培われてきた醸造技術や文化的背景とともにスムーズに提供することができます。
2. 南部美人は世界が認めた酒蔵
「南部美人」は、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)など世界的な賞を多数受賞しており、その品質と味わいは世界基準。初めて日本酒を飲むお客様にも安心して勧めることができます。
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3. 「The Vegan Society」認証取得という信頼
南部美人はイギリスの「The Vegan Society」から国際的に認知のあるヴィーガン認証を取得。動物性の清澄剤などを一切使わず、製造工程においても動物由来成分を排除して製造を行なっていることが証明されています。
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4. 「ヴィーガンに理解と配慮があるお店」という印象づけに
来店したお客様へ、提供する日本酒にヴィーガン認証がある旨を説明することで、「ヴィーガンに理解と配慮があるお店」として、安心感と信頼感を与えることが可能です。日本ではそれらの知識が一般的でないため、大きな印象になりますし、差別化ポイントにもなります。
5. 共通言語から始まるコミュニケーションが重要
「この日本酒はヴィーガン対応です」という一言は、国籍や言語の違いを超えて、共通の価値観を確認できる手段。そこから自然と会話が生まれ、お客様との距離を縮めるコミュニケーションのきっかけにもなります。
6. “梅酒”という提案も可能
南部美人は、ヴィーガン対応かつノンシュガーの梅酒も展開しています。梅は日本を象徴する果物の一つであり、海外の方にもフルーティーで親しみやすく、「日本を感じることができる」「甘すぎないのが嬉しい」と、多くのお客様から支持を得ています。
7. 飲み比べセットで“体験型”サービスも可能
南部美人は、純米、吟醸、大吟醸、梅酒など幅広いラインナップを展開しています。英語や多言語で味の違いを伝えるのが難しいと感じる場合でも、飲み比べセットとして提供することで、“体験”を通じて伝えることが可能です。体験型コンテンツは、外国人のお客様の満足度向上にもつながります。

広島の居酒屋ごん太が提供する「南部美人の3種飲み比べセット」
まとめ:南部美人は「文化×信頼×体験」を届けられる
ヴィーガン認証のある南部美人を導入することは、単に日本酒を置くという行為ではありません。それは、「このお店は文化を大切にしながら、世界の価値観にもしっかりと応えている」というメッセージの発信でもあります。一杯の日本酒から広がる、多様性とおもてなしの可能性を、ぜひ活かしてみてください。

世界初でヴィーガン認証を取得した日本酒 南部美人