福岡県の飲食店・宿泊施設向けセミナー
2024年8月21日（水）、福岡県が主催で「目からウロコの試食会！実践者が語る成功のヒケツ 〜福岡ならではの食材を活用したメニュー試食会〜」が中村調理製菓専門学校にて開催され、福岡県内の飲食店、宿泊施設関係者が100名参加しました。
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プログラム
「基礎編振り返り」（15分）
講師：フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩
「福岡のご当地料理を食べて学ぶ」（70分）
講師：株式会社Funfair 菜道シェフ 楠本 勝三氏
講師：株式会社ツマミナ エリアマネージャー兼商品開発担当 亀崎 政彦氏
質疑応答（30分）
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当日の様子
福岡で求められるフードダイバーシティ対応とは
弊社代表守護からは、基礎編の復習として世界のフードダイバーシティ市場や、ルールの全体感、ベジタリアンをベースに考えること、旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。
またヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、それぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を整理して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスが大幅に削減されることが説明されました。
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試食提供と料理解説
続いて、世界一のヴィーガンレストランの評価を持つ東京自由が丘「菜道」の楠本シェフから4品、株式会社ツマミナでハラール対応メニューを担当する亀崎シェフから3品が試食として提供されました。
楠本シェフから
博多ラーメン（Vegan＆Halal）
ひとくち餃子（Vegan＆Halal）
うな重（Vegan＆Halal）
八女茶チーズケーキ（Vegan＆Halal）
亀崎シェフから
もつ鍋（Halal）※ハラール牛もつはゼンカイミート株式会社より提供
水炊き（Halal）※ハラール鶏肉は貞光食糧工業株式会社より提供
明太子クリームパスタ（Halal）
試食として提供されたメニュー
対応表
料理の解説を行うシェフ
質問を行う参加者
試食の提供後、それぞれのシェフから試食で提供したメニューに関して、考え方、使用した原材料や調味料、味を出すための工夫点、売り方など詳細の解説が行われていきました。
参加者からは「博多ラーメンからは豚の味がかなり感じられ、厨房に戻って味の研究をしてみようと思いました。」「楠本シェフが言っていたノウハウはヴィーガン分野だけでなく、料理人は一般の調理でも考えなければいけないと感じました。普段何気に使っている各食材・調味料の役割を改めて考えていこうと思う。」「難しそうなイメージが先行する分野ですが、種を聞いたら”すぐにできそう”と思える内容ばかりでした。」などの声が上がり、熱気を帯びたままセミナーは終了しました。
主催した福岡県は今後も福岡で、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。
