京都市の飲食店・宿泊施設向けセミナー
2023年11月16日(木)、京都市及び公益社団法人京都市観光協会(DMO KYOTO)が主催で「基礎から学ぶ&今日からできるインバウンド対策! ベジタリアン・ヴィーガン・ハラールなどの 多様化する食の対応セミナー」がQUESTIONにて開催され、京都市の飲食店、宿泊施設関係者が約30名参加しました。
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プログラム
「基礎から学ぶ&今日からできるインバウンド対策! ベジタリアン・ヴィーガン・ハラールなどの 多様化する食の対応セミナー」(120分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩
質疑応答
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基礎から学ぶフードダイバーシティ対応
弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、それぞれの言葉の定義、京都に来る旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、社内のそれぞれの部署で考えや意見は異なること、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。
ヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、ハラールメニュー、ヴィーガンメニューといった形でそれぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を整理して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスや、ホールスタッフの対応が大幅に削減されることが説明されました。
最後に、すでにハラールやヴィーガンに関しては激戦区である京都で、どのような価格帯で、どのようなメニューが求められているか、さらにはどのようにメニューを差別化していくべきかなどについて説明されました。
セミナー終了後は食品商社の株式会社グローバルから、フードダイバーシティに関連するメニューの試食が行われました。試食で提供されたメニューは以下の通りです。
・フードダイバーシティカレー(エスビー食品)
・フレンドリーダイニングカレーソース(ニチレイ)
・野菜ベースの焼そばソース(オタフクソース・菜道)
・デーツシロップ
・HALAL 牛丼の具(ロイヤル)
セミナー終了後は質問も多く飛び交い、熱気を帯びたままセミナーは終了となりました。
参加者からは「ヴィーガン・ハラール対応は京都では必須だが、今回のセミナーで効率的な対応方法を学ぶことができた。」「経営側の気持ちと料理人側の気持ちと両方に配慮していて、飲食店にとても寄り添った内容だった。」「京都は山の資源も多くあるので、それらを活かしたメニューに組み込んでいきたい。」などの声が上がりました。
今後も京都市及び公益社団法人京都市観光協会(DMO KYOTO)としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。