自然が持つ豊かさ、奥深さを知る博物館の旅

岡山には様々な珍しい博物館が存在します。その中において「倉敷市立自然史博物館」は、中国・四国地方の中でもトップクラスに精度の高い展示内容から多くの人々の見識を大きく深めてきた名所。岡山県で唯一、生物・地学などの自然史を総合的に扱っている重要な場所であるこの博物館を訪れたら、自然という地球由来の文化が持つ豊かさ、そして奥深さが一日にして深く理解できることでしょう。

※新型コロナウイルス感染拡大防止対策に関する各施設のガイドラインや、営業時間等の変更がなされているところもありますので、ご注意ください。

岡山という街の最古の姿を知る

まず第1展示室の展示から見ていきましょう。そこは「岡山県のなりたち」と題された展示で、当時の化石や岩石、鉱物が並び、岡山という街の最古の姿が浮かび上がっています。恐竜の足の骨、ナウマンゾウの大腿骨の化石といった実際に手で触れることができる展示も存在。見ていくとナウマンゾウの展示が充実しており、発展した現代においてほぼ見ることのできない古代文明の状況について知識と実感を深めることができます。

動物たちの剥製に大量の昆虫標本。驚きの充実度!

続いて第2展示室に足を運んでみると、「岡山県のいきもの」と題された展示があります。岡山県内に現代でも生息する動物たちの剥製や資料が詳細に掲示されており、海の生物・山の生物・さらにはタヌキやイノシシなど野生動物の毛皮に触ることができるコーナーに至るまで、多岐に渡る包括的な展示となっています。
さらに第3展示室では「昆虫の世界」という展示がなされており、ここでは想像を超えるような大量の昆虫標本が掲示されています。もちろんそのほとんどが岡山に生息する昆虫。加えて海外に生息する昆虫の標本までくまなく網羅されており、その充実度にはただただ驚かされるばかり。御子様方にとってはヘラクレスオオカブトなど甲虫の展示が楽しいでしょうし、巨大なスズメバチの巣は老若男女にインパクトと新たな見識を与えてくれるに違いありません。

 

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さらには植物の世界まで。どなたでも確実に楽しめる

そして第4展示室へ向かうと、今度は「植物の世界」という展示が広がっています。ドングリの木から様々な果物の詳細についてまで、非常にオールマイティーな植物の展示となります。
どの分野においても非常に詳細、かつ知識欲を盛り立てるような展示がなされており、御家族でも大人御一人様からでも確実に面白く楽しめる場所となっているのです。時期によっては特別展や講座、体験型のイベントなども随時行われておりますので、そのタイミングで訪れてみるのも良いでしょう。

「倉敷市立自然史博物館」基本情報

住所 岡山県倉敷市中央2-6-1
電話番号 086-425-6037
入場料 一般 個人150円 団体100円
大学生 個人50円 団体30円
高校生以下・65歳以上 無料
営業時間 9:00~17:15(最終入館は16:45)
休館日 毎週月曜
ホームページ https://www2.city.kurashiki.okayama.jp/musnat/index.htm

交通アクセス

※以下のリンクをご参照ください

交通アクセス|倉敷市立自然史博物館
https://www2.city.kurashiki.okayama.jp/musnat/access.html#access