米 タイム誌は、2021年の「名誉ある発明100選」でヴィーガンマグロを取り上げました。当製品はサンフランシスコに拠点を構えるスタートアップ企業の「Kuleana」が開発・販売を手掛けています。原材料には「藻類、麹菌、大根、メンマ、じゃがいも」などを使用しており、その独創性や創造性の高さが評価されました。
肉の代替品は数年前から販売されていますが、シーフードは未開拓の領域です。Kuleanaのsushi-gradeという商品は鉄分、B12、オメガ3脂肪酸を含んでいるだけでなく、マイクロプラスチック、水銀、ハイコレステロールなどの問題も考慮されているため、健康面でも優れています。また、現在の産業漁業への依存緩和にも繋がるでしょう。(米 タイム誌)
同製品はPoké BarやBlue Sushi Sake Grillなどの飲食店系列やロサンゼルスの一部健康食品店とオンラインショップGFTOで販売されています。
世界のプラントベースシーフード市場は急成長を遂げており、2031年までに13億ドル市場まで拡大することが予想されています。また、米 タイム誌の通り、肉や乳製品に比べて、シーフードは競合企業も少なく、ビジネスチャンスのある市場ですので、今後の動きに注目です。
【参考記事】
https://vegnews.com/2021/11/time-vegan-tuna-inventions
著者
山崎寛斗(やまざき・ひろと)
プラントベースジャパン株式会社 代表取締役
「プラントベースで日本と世界を繋ぐ」をテーマに事業を展開。 海外のプラントベース企業の日本誘致や訪日ベジタリアン向けメディアなどの事業を手掛ける。 著:東京食素!美味蔬食餐廳47選、關西食素!美味蔬食餐廳55選、東京および関西のベジタリアンガイドブックを台湾で販売中。
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