2021年6月に「バーガーキング」がドイツ ケルンで『プラントベース専門店』をオープンし大きな話題を呼びましたが、スペインでも1ヶ月間限定でvegetable origin(野菜中心)をコンセプトにしたお店がスタートします。
ユニリーバ傘下の「ベジタリアンブッチャー」のプラントベースミートを使用したバーガーメニューが展開される予定ですが、マヨネーズ(卵)が使用されており、厳密にはヴィーガン対応ではないそうです。(マヨネーズ不使用で注文すればヴィーガン対応)
同社のニーズを満たすヴィーガンマヨネーズがなかったのか、最初からヴィーガンではなく一般層やフレキシタリアン層を狙いにいったのか、真相は定かではありませんが、同様のケース(ヴィーガンではなくベジタリアンスペックで提供しているケース)を見かける事も少なくありません。
日本でもプラントベースワッパーが展開されていますが、同じくバンズやマヨネーズには乳製品や卵が含まれているそうです。
詳しい内容はこちら
https://fooddiversity.today/article_75363.html
同社は2019年末から欧州25カ国2500店舗でベジタリアンバーガーの提供を始めていますが、「オプション」の次は「コンセプトショップ」の展開が続きそうです。現状はテストマーケティングの段階だと考えられますが、同社は「2031年までにプランドベースオプション比率を50%にする」という目標を掲げており、今後の展開は更に加速していくでしょう。
【参考記事】
Spain: Burger King Opens 100% Plant-Based Restaurant in Collaboration With The Vegetarian Butcher
著者
山崎寛斗(やまざき・ひろと)
プラントベースジャパン株式会社 代表取締役
「プラントベースで日本と世界を繋ぐ」をテーマに事業を展開。 海外のプラントベース企業の日本誘致や訪日ベジタリアン向けメディアなどの事業を手掛ける。 著:東京食素!美味蔬食餐廳47選、關西食素!美味蔬食餐廳55選、東京および関西のベジタリアンガイドブックを台湾で販売中。
https://www.plantbased-japan.com/
お問い合わせ
info@plantbased-japan.com