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伊勢丹新宿店に植物性代替肉を使用したお弁当が登場
食欲の秋がやってきました。飲食業界においても、季節を感じさせるメニュがー多く展開されるこの時期に合わせ、伊勢丹新宿店の地下一階の専門店街にて、植物性食材を使用したお弁当が一挙登場するとのことなので、一足先に一部のお弁当を頂きました!
あふの環(わ)プロジェクトとは?
今回の取り組みは、「あふの環2030」というプロジェクトの一環で展開されています。農林水産省が、消費者庁、環境省と連携し、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の2030年までの達成を目指し、持続可能な消費を広めるための活動を推進しています。第76回国連総会開催時期にあわせて、この取り組みの一環として9月18日(土曜日)から28日(火曜日)まで、サステナウィーク「未来につながるおかいもの」が実施されるとのことです。
コンセプトに「食」におき、「見た目重視から持続性重視のおかいもの」を目指すことを目的として、株式会社三越伊勢丹をはじめとした大手企業から独自の取り組みを行う中小企業まで、多数の企業が参加しています。
植物性たんぱく質を使用したお弁当 多数登場
株式会社三越伊勢丹は新宿伊勢丹店において『お弁当×気候変動、減プラ 植物性たんぱく質新素材「オムニミート」を使用した弁当・惣菜の“コベントウ”』の開催を発表しました。
三越伊勢丹では、「想像力を働かせ、真摯に考えることから始める」という意味を込め、「think good」という合言葉のもと、4Rの推進や食品ロス対応などに取り組んでいます。子供や女性も残さず食べやすいようにと生まれた小さなお弁当シリーズ“コベントウ”。今回、お肉の代替え素材としてオムニミートをはじめ、植物性タンパク質を使ったメニューが登場。脱プラ・減プラ容器を使用し、より地球に優しくバージョンアップし、店頭(伊勢丹新宿店 本館地下1階 総菜売り場)にて販売します。
参考記事:世界初アジア発祥のプラントベースミート 「オムニミート (OmniMeat®)」2020年5月18日(月)日本初上陸!https://fooddiversity.today/article_60029.html
オムニミート使用の展開ブランド名にはとんかつで有名な「井筒まい泉」、大阪生まれのひとくち餃子専門店「点天」、赤坂に店舗を持つ懐石料理店「有職」などが挙げられます。
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他にも、崎陽軒やなだ万などもオムニミート以外の植物性たんぱく食材を使用したお弁当が提供されているようです!
ヴィーガン対応のお弁当一覧
植物由来のたんぱく質素材を使用しているものの、全てのお弁当がベジタリアンやヴィーガン対応ではありません。弊社が確認できる限り各々の形でベジ対応をしているメニューを紹介していきます。なお、今回は原材料表記とアレルギー表示よりベジ対応としていますが、コンタミネーションやニ次原材料以降の動物性使用については各店舗にお問い合わせください。
参考記事:ヴィーガン・ベジタリアンの基礎知識
https://fooddiversity.today/vegan_vegetarian
有職「小さな精進散らし寿司」
彩豊かなちらし寿司にはオムニミートを使用して満足感のある仕上がりに。松茸も使用されている贅沢な一品です。[ヴィーガン対応]
点天 「お野菜ひとくち餃子」
お野菜たっぷりの餃子にオムニミートがマッチ。通常の餃子とは異なり、一口で食べられるので、パクパク食べれちゃいます。[ヴィーガン対応]
また、同フロアに位置するシェフズセレクションでは、これらのお弁当に使用されている植物性代替肉を購入可能です。
まとめ
・あふの環(わ)プロジェクトの一環でサステナウィーク「未来につながるおかいもの」が実施
・新宿伊勢丹地下1階のお惣菜売り場にて多くの店舗が植物性代替肉を使ったお弁当を展開
・ベジ対応のお弁当のラインナップ:有職「小さな精進散らし寿司」、点天 「お野菜ひとくち餃子」
いかがでしたでしょうか?全てのお弁当が食の多様性に配慮したものとは言い難いものの、大手メーカーや老舗店も、これをきっかけにラインナップの継続、改善、拡充がされることを願っております。お近くに寄られた方は、是非これらのお弁当をチェックしてみてください!
開催概要
*一部の弁当商品には動物性原材料が使用されています。使用原材料、ベジ対応に関しては店舗までご確認ください。
場所:伊勢丹新宿店 本館地下1階 総菜売り場
期間:9月15日(水曜日)~9月28日(火曜日)
概要:https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/b_kankyo/210817.html