「飲食戦略が目指すもの」ではどのように謳っていたか

2021年7月26日に当社で 「MPCに礼拝室とハラールフードがない?」について、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会へ事実確認を行いました」という記事を出させて頂きました。

太田雄貴氏のツイートでもわかる通り選手村ではハラールやベジタリアンなどの多様な食文化に対する配慮は行われていますが、MPCではそのような対応はもともと検討されていなかったのかのでしょうか。今回、東京2020大会 飲食提供に係る基本戦略(2018年3月)を参照致しました。

まず、メディア関係者においては下記の通り「最低限確保すべきレベル」を超えて対応していく旨を「目指す」「全力を尽くす」と書かれています。

また下記では「多様性への配慮は重要な視点」と書かれていますが、最後に「最大限配慮」と書かれています。またメディア関係者には「できるだけ」と書かれています。

「重要と認識している」ことは書かれているが明確に「対応する」とはどこにも書かれていない

本件大きなニュースとなりましたが、現状6日(2021年7月30日時点)経っても、これらに対応する動きはなさそうです。東京2020大会 飲食提供に係る基本戦略(2018年3月)では確かに対応の確約は行っていませんが、当社フードダイバーシティ株式会社として「目指す」「全力を尽くす」「最大限配慮」「できるだけ」のその先、「対応」を心より願っております。

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