スイスに本社を置く、世界最大の食品・飲料会社「ネスレ」はエンドウ豆ミルク(ブランド名:Wunda)を発売しました。

フレーバーは、オリジナル・無糖・チョコレートの全3種類で、フランス、オランダ、ポルトガルの3カ国で販売されます。

エンドウ豆はサスティナブルで栄養価の高い穀物として注目を集めていますが、これまでは代替肉の素材として使われることが多く、今回のように代替乳製品として使われるのは珍しいケースです。

LiveKindlyから引用

引用元:
Nestlé Is Launching Pea Milk, and It’s Carbon-Neutral

ニュースのポイント

Future Grocery Shoppingから引用(ドイツのプラントベースミルク市場データ)

ここ数年、プラントベースミルク市場ではオーツミルクが注目を集めていましたが、エンドウ豆ミルクは次の注目株になるかもしれません。エンドウ豆は環境負荷が小さく、かつ高タンパクな食材として知られており、大手プラントベースミートのビヨンドミートでも主原料として使われています。

海外メディアを見てみると、近いうちにオーツミルクのリーディングカンパニー「Oatly」を脅かすブランドになるという見方が強まっています。

日本においてもコカコーラがオーツミルクを発売するなど、オーツミルクに注目が集まっていますが、エンドウ豆ミルクに関しては目立った動きはありません。

日本での市場性は未知数ですが、代替乳製品の開発を検討している方は、是非「エンドウ豆ミルク」をチェックしてみてください。

著者

山崎寛斗(やまざき・ひろと)
プラントベースジャパン株式会社 代表取締役
「プラントベースで日本と世界を繋ぐ」をテーマに事業を展開。 海外のプラントベース企業の日本誘致や訪日ベジタリアン向けメディアなどの事業を手掛ける。 著:東京食素!美味蔬食餐廳47選、關西食素!美味蔬食餐廳55選、東京および関西のベジタリアンガイドブックを台湾で販売中。
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