日本のトイレの歴史がココで分かる
日本のトイレは世界一快適であると言われています。そんな世界一の技術を第一線で支え続けているメーカー「TOTO」は、福岡県北九州市に本社を構えています。2017年に創立100周年を迎えるにあたり、2015年に建てられたのが今回紹介する「TOTOミュージアム」です。ココでは、日本のトイレ100年の歴史を学ぶことが出来ます。一度にこれだけの便器を見る機会なんてそうないと思います。そんなちょっとユニークなスポットを紹介していきます。
TOTOのルーツを知る第1展示室
建物の中に入ると、1Fがショールーム、2Fがミュージアムとなっています。(ちなみにどちらも無料で見学できます。)
第1展示室では、現在までのTOTOの歴史に関する様々な事を、実物の便器などを見ながら学ぶことができます。
・TOTOのあゆみコーナー
年代ごとにTOTOの歴史をさかのぼることができるコーナーです。
・認定遺産のコーナー
「近代化産業遺産」「建築設備技術遺産」「機械遺産」に認定されたTOTOの製品が展示されています。国産初の腰掛式水洗便器や初期のウォシュレットなどを見ることができます。
・ものづくりの流れコーナー
映像と実物でTOTOの製品が、どのように作られているかを紹介するコーナーです。
・「森村グループ」コーナー
世界最大級のセラミックス集団である「森村グループ」を紹介するコーナーです。TOTOもこのグループ企業の中の一企業なのです。
・食器の歴史コーナー
TOTOはトイレを作る以前、1970年頃まで食器を作っていました。その時期に国内で販売された食器などを展示しているコーナーです。
それぞれのコーナーで、TOTOの歴史の細かいところまで知ることができます。またこれ以外にも、「TOTOトイレバイク ネオ」と言う、座席シートがトイレになっているユニークなバイクが展示されています。(実際に日本横断1400kmを走破しました。)
水まわりの歴史が分かる第2展示室
続いてこちら第2展示室は、トイレだけでなく、浴槽など水まわり関係の進化の過程を追うことができる展示を行っています。
・TOTOのこころざしコーナー
TOTO創立者「大倉和親」、森村グループ創始者「森村市左衛門」、TOTO5代目社長「江副孫右衛門」の功績の紹介、TOTOのものづくりに関する思いなどが紹介されています。その他にも職人さんが便器を作るときに実際使っていた道具や、当時の営業マンが営業先で使っていた商品のミニチュアセットが展示されています。
・「水まわりの変遷」コーナー
ここではトイレや浴槽など、水まわりの歴史を学ぶことができます。パネル紹介だけでなく、それぞれの時代ごとのトイレの空間と便器が再現されています。
・「水まわり商品の進化」コーナー
トイレ、浴槽に限らず、蛇口などの水栓金具やキッチンなど、時代とともに進化していったTOTOの製品の数々が、分かりやすく展示されています。その他にも「旧総理官邸」に設置された、日本初の高級便器や、初代ユニットバスルームの実物など、貴重なモノも展示されてあり、こちらも必見です。
世界のトイレが大集合!第3展示室
こちら第3展示室では、TOTOが現在世界各地で販売しているトイレの展示を行っており、アメリカ、中国、アジア、オセアニア、ヨーロッパで使われているトイレを見ることができます。同じトイレでも地域でデザインや形が違うのも興味深いです。
ユニークなアイテムが充実したお土産コーナー
ユニークな展示の数々の他にも、お土産コーナーで売られている商品がとても人気です。ここでしか買えないオリジナルトイレットペーパーや、便器型の小物入れなど・・・TOTOミュージアムならではのトイレにちなんだグッズを取り揃えています。
TOTOミュージアム詳細情報
住所 | 〒802-0076 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1-1 |
---|---|
電話番号 | 093‐951‐2534 |
開館時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜・年末年始・夏期休暇 |
入館料 | 無料 |
ホームページ | https://jp.toto.com/museum/ |
交通アクセス
・西鉄バス
JR小倉駅小倉城口の小倉駅バスセンターにて
3番のりばから[21][22][43]系統バス
4番のりばから[25]系統バスに乗車「貴船町バス停」下車(約15分)
・北九州モノレール
香春口三萩野駅南口下車→国道3号線を到津側に徒歩(約10分)
・JR小倉駅からタクシー
JR小倉駅小倉城口のタクシー乗り場からタクシー乗車(約10分)