100年企業の五代目が語る進化とは
2025年11月10日(月)、東京都主催の「ムスリム・ベジタリアン等、多様な文化・習慣を持つ外国人旅行者受入セミナー」第5弾が開催され、今年創業100年を迎える「大久手山本屋」の店主・青木氏が「100年企業が取り組むフードダイバーシティ 〜何を守り、何を変えるのか〜」をテーマに講演を行いました。
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プログラム
「100年企業が取り組むフードダイバーシティ 〜何を守り、何を変えるのか〜」
講師:青木 裕典氏(大久手山本屋 五代目店主)
モデレーター:横山 真也(フードダイバーシティ株式会社 共同創業者)
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当日は、山本屋の創業からの歴史と青木氏自身の事業への思いに加え、名古屋めしの世界展開の可能性について、数々の実例と共にお話を伺うことができました。
冒頭、青木氏は「五代目としてどう守るか。どう攻めるか、」について語りました。人口減少、人材不足、激しい競争環境、物価高騰など、飲食業界を取り巻く環境はこれからますます厳しくなります。そうした中でフードダイバーシティ対応を、時代に合わせた進化の手段の一つとして捉えたと語りました。

続いて青木氏は「フードダイバーシティ対応してよかったこと」として7項目を上げ、それぞれについて実例を交えて解説しました。
また、情報発信および調理を含むオペレーションについて言及。集客については「やることは簡単!」として、実践した4つのステップを紹介、それぞれについて当日の状況と対応後の反響について解説しました。

最後に青木氏は「フードダイバーシティ対応のメリットとデメリット」について言及、メリットは大きいものの、デメリットはない。できない理由も全て解決可能と断言しました。2026年は愛知・名古屋アジア大会が開催されることから、フードダイバーシティ対応のニーズはますます大きくなると予想されます。
コロナ禍後の3年で3ヵ国に進出した同店の存在感が一段と大きくなる可能性が感じたウェビナーとなりました。