400年の歴史を越え、なお色褪せない伝説的名城

今回は日本100名城に数えられ、江戸時代、あるいはそれ以前に建設され現代まで保存されている現存十二天守としても名高い「丸亀城」をご紹介します。
香川に存在するこの伝説的な城には、高さ日本一と称される石垣、国の重要文化財に指定されているエリアの数々、自然と調和したロケーションの見事さなど、ここにしかない見どころでいっぱいです。400年に及ぶ歴史を積み重ね、それでも全く色褪せない名城の魅力がそこにあるのです。

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迫力満点の貴重な石垣をまずは要チェック!

慶長2年(1597年)に生駒親正(いこまちかまさ)と息子の一正(かずまさ)により5年間かけて築かれた丸亀城。標高66メートルを誇る自然の岩山である亀山を利用し、城全体の大きな目玉となっている三段構えの石垣を筆頭に、独自の設計力が細部に至るまで輝いています。
この石垣は反り返るような形に積み上げられ、当時のアナログな時代背景を考えるとあまりにも驚きの23メートルという高さを持ちます。2018年に豪雨に襲われ、崩落の被害も受けたこの石垣。他の城でもなかなか見ることのできない歴史の深みを体感していただきたいです。

日本一小さな天守。内部には確かな技術力が光る

加えて重要なのが天守閣の存在でしょう。四国最古の木造天守であり、まず極端に急勾配な階段が設置されているのが実に目を惹きます。とても登りづらいこの階段によって、往時は敵の侵入が防がれていたのです。
全体の広さはなかなか狭めで、日本一小さな天守とも称されています。その中においても「石落とし」や、弓鉄砲を撃ち込むための「狭間(さま)」といった仕掛けも巧妙に用意されており、確かな技術力を感じさせる作りです。

一回では味わい尽くせないほどの充実度。流石の名所!

この他にも、ポイントとして三の丸には展望台が存在しています。この展望台からは瀬戸大橋、讃岐富士(飯野山)を見ることができ、晴れた日に訪れると実に素晴らしい眺めに出会うことができます。天候の良い時を狙い定めて行ってみるといいでしょう。
鮮やかな自然もいっぱいなので、お花見や紅葉の観察といった季節ごとのも快く楽しむことができます。さらに例年行われる様々なイベントも注目で、例えば「丸亀城キャッスルロード」というイベントでは丸亀城の大手門から見返り坂、天守閣へ続く道中がライトアップされ、美しく豪華なロケーションが生み出されます。一回訪れただけでは味わい尽くせないほどに見どころいっぱいのこの丸亀城へ、ぜひお越し下さい。

「丸亀城」基本情報

住所 香川県丸亀市一番丁
電話番号 0877-25-3881
入場料 天守:大人 200円、小人(小・中学生)100円
営業時間 天守:午前9時〜午後4時半(入城は午後4時まで)
休館日 なし
ホームページ https://www.city.marugame.lg.jp/site/castle/

交通アクセス

※以下のリンクをご参照ください

交通アクセス|丸亀城
https://www.city.marugame.lg.jp/site/castle/2916.html