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日本の食文化を持続可能に

2023年5月15日、日清食品ホールディングス株式会社は、動物由来原料を一切使用しない “うなぎの蒲焼” の食感や見た目、風味を再現した「プラントベースうなぎ」の開発に成功したことを発表致しました。

研究の背景、目的として

「ニホンウナギ」は高級食材として知られていますが、国際自然保護連合によって絶滅危惧種IB類に指定されていて、昨今は持続可能性について問題となっています。現在、うなぎの養殖については完全養殖技術はあるものの、コストの問題で実用化されておらず、現状は天然資源に頼らざるを得ない状況ですが、このままでは「うなぎを食べる」という日本の食文化が失われる可能性があることから、日清食品として商品の開発を進めてきたとのこと。

どのようにうなぎを再現しているのか

今回の「プラントベースうなぎ」は「白身層」「中間層」「皮層」の3層に分けて生地を作っている。「白身層」には、主に粒状大豆たん白を使用し、ふわっとしながらも繊維感のある食感を再現し、「中間層」は、植物油脂などを使用することで、うなぎの身と皮の間にある脂身のとろっとした食感を再現し、さらに「皮層」には、竹炭粉末を使うことで特有の黒さを再現しているとのこと。

日清食品へ問い合わせを実施

尚、フードダイバーシティ株式会社として、下記の問い合わせをさせて頂きました。

①いつ頃から販売をご検討されているのか
②どなたに販売をされるのか(飲食店 or 個人)
③販売価格
④商品は冷凍、冷蔵、常温、どのような形で販売されるのか

A.全て未定

(日清食品ホールディングス株式会社 広報部より回答)