以前「国内外 代替卵市場まとめ（メーカー比較あり）」の記事でも紹介した通り、代替肉・代替乳製品の次なる成長分野として「代替卵」に注目が集まっています。これまではJust EggやFollow Your Heartのように液卵や粉末のプラントベース卵が市場の中核を担ってきましたが、イスラエル発のYO-Eggは目玉焼きやポーチドエッグの開発を進めています（現在ゆで卵の製品化にも取り組んでいる模様）。
主原料は明らかになっていませんが現在特許申請を進めているとのこと。製品自体は卵黄と卵白の2種類から構成されていますが、白身を焼いて、その上に卵黄を落とすような調理方法を推奨しているようです（ホームページTOPに動画があります）。
YoEgg HPより
参考動画
同社は複数の著名VCからトータル500万ドル（6.3億円）を調達し、生産ラインの拡充を行う予定です（1日当たり5万個の生産量が目標）。米国市場を視野に入れており、5/21〜24までシカゴで開催される全米レストラン協会見本市に出展し、2022年中にロサンゼルスのレストラン市場で上市予定とのことです。
YoEgg HPより
vegeconomistの記事によれば、代替卵の市場は2031年までに33億ドル（4,220億円）まで拡大し、年平均成長率は約8.3％と予想されています。海外ベジニュースでも引き続き代替卵市場の動向を追いかけます。
引用元
Israel’s YO-Egg Raises $5M in Oversubscribed Round, Will Launch at US Restaurants
https://vegconomist.com/investments-finance/investments-acquisitions/israels-yo-egg/
著者
山崎寛斗（やまざき・ひろと）
UMAMI UNITED JAPAN株式会社 代表取締役
2022年2月、日本食プラントベースブランド「UMAMI UNITED」を発表し、第一弾となるプランドベース卵「UMAMI EGG」を発売。ミッションは「ONE TABLEで未来を創る」。 著：東京食素！美味蔬食餐廳47選、關西食素!美味蔬食餐廳55選、東京および関西のベジタリアンガイドブックを台湾で販売中。
https://www.umamiunited.com/jp/home
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