ジャパニーズスタイルで激戦区アメリカに挑む

代替肉スタートアップとして知られるネクストミーツはアメリカで快進撃を続けています。

2021年6月23日、アメリカで⾏われた代替プロテインサミット「Future Food Tech」に参加後、⾃社オンラインストアにて「NEXT Yakiniku Short Rib」を発売したところ、初⽇で完売となる結果となりました。

同社によると、近日中に次回の販売開始⽇が発表され、アメリカでの⽣産体制を拡⼤していくとのこと。アメリカ市場では「⽇本⾷」と「無添加」というポジショニングを取ることで、アメリカの消費者の支持獲得を狙います。

6⽉19⽇には、カリフォルニア州サクラメントで⾏われた⼤規模なヴィーガンフェスティバルにも出展し、アメリカ⼈気バーガーチェーンの「Wayback Burgers」とのコラボで⼤⾏列を作り成功を収めた⽇本のネクストミーツ。今後はアメリカ全⼟へ販路を拡⼤していくことを発表しており、この後の展開から目が離せません。

NEXT YAKINIKUとは

遺伝⼦組み換えではない⼤⾖を使⽤し、⽇本⾵の秘伝のソースで味付けされている。バーベキュー⽤に設計された代替⾁は珍しく、ネクストミーツの代替⾁は⽇本の焼⾁チェーンで⼈気に⽕がつき、全国で⾷べれるようになっている。アメリカでも⾷べたいという声が多く、去年から⽣産の準備を開始、この度念願のD2Cデビューとなった。⼈気ハンバーガーチェーンである「Wayback Burgers」とコラボし、NEXTカルビを使った⽇本焼⾁⾵のバーガーを開発しアメリカで提供した。

⽇本発の代替⾁スタートアップ 「ネクストミーツ」について

「地球を終わらせない」を理念とし、代替⾁によって少しでも過剰な畜産を減らすことで気候変動問題の解決に貢献すべく、事業を⾏なう。2017年から共同創業者2名が調査・研究を始め、プロダクト完成の2020年6⽉に法⼈化。2021年1⽉には⽶国市場にSPACスキームでOTCBBに上場、現在は⽇本だけでなくアメリカ、シンガポール、台湾、ベトナムなど海外10カ国以上で展開している。世界初の焼⾁⽤フェイクミート「NEXT焼⾁」シリーズ、100%植物性の⽜丼「NEXT⽜丼」や、鶏⾁タイプの代替⾁「NEXTチキン」などをこれまでに発売。昨年12⽉には総合商社の豊⽥通商とパートナーシップの基本合意を発表し、今年3⽉にはテスラやビヨンドミートも⼊る世界のVegTech企業21に、⽇本企業として唯⼀選出された。⾃社のR&Dセンター「NEXT Lab」では世界中から集まった研究者が⼤⾖に限らず幅広い代替タンパクの研究開発に着⼿しており、2050年までに世界中で全ての⾁を代替することをミッションとしている。

関連記事

・CMで話題の「ネクストミーツ」ってどんな企業?これまでの軌跡をまとめた
https://fooddiversity.today/article_86447.html

・ネクストミーツの代替⾁商品、イトーヨーカドーの精⾁売り場で販売開始。気候変動対策の⼤きな⼀歩
https://fooddiversity.today/article_85315.html

・代替⾁の「ネクストミーツ」アメリカ上場。SPACによる⽶国証券市場への参⼊でナスダックを狙う【NEXT MEATS】
https://fooddiversity.today/article_79526.html