豊岡市の飲食店・宿泊施設向けセミナー
2025年7月3日(木)、豊岡観光イノベーションが主催でプロのシェフから学ぶ!実食付き「ベジタリアン・ハラールの食文化対応セミナー2025」が豊岡市役所 城崎庁舎にて開催され、豊岡市内の飲食店、宿泊施設関係者が30名参加しました。
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プログラム
ベジタリアン・ハラールの食文化対応セミナー 基礎編(80分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩
ベジタリアン・ハラールの食文化対応セミナー 実践&試食編(60分)
講師:株式会社Funfair 菜道シェフ 楠本 勝三 氏
質疑応答
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当日の様子
豊岡で求められるフードダイバーシティ対応とは
弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、ルールの全体感、お客様のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。
またヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、それぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を整理して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスが大幅に削減されることが説明されました。
ざらに、豊岡に来る旅行者の具体的なニーズについても説明が行われ、出石そばなどのメニューを対応すると喜ばれる旨も補足されました。

基礎編の様子

共通点を見る考え方

ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる

ヴィーガンメニューは多くを網羅する
続いて、世界一のヴィーガンレストランの評価を持つ東京自由が丘「菜道」の楠本シェフから5品の試食が提供されました。提供メニューは以下の通りで、それぞれのメニューにおいてヴィーガン、素食、ハラール、グルテンフリー対応で提供されました。
・出石そば(つゆ)
・たじまんま野菜の無水カレー
・シルクコーンのコーンスープ
・ポンデリング
・ハラール牛雑炊(ゼンカイミート社の牛肉を使用)
・ハラールローストビーフ(カットしただけ)
試食の提供後、楠本シェフからそれぞれのメニューにおいて、考え方、使用した原材料や調味料、味を出すための工夫点、売り方など詳細の解説が行われていきました。

提供されたメニュー

対応表

楠本シェフが公開したノウハウ(参加者限定)
参加者からは「昨今、多様な食ニーズの要望が増えていて、その度に頭を悩ませていたが、共通点を考えれば簡単に対応ができそう。」「既存のレシピを疑うことにヒントが多くあることに気づけました。」「食べられるものと、食べたいものの違いが明確に学ぶことができました。」などの声が上がりました。
豊岡観光イノベーションは今後も豊岡で、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。